PS6000-MM01-JA_00

サイバーセキュリティ

概要

現代の産業用システムや制御システムはサイバー攻撃に対しより脆弱です。その原因となるのは以下のような現代的な設計です。

  • 商業用技術の利用

  • システムの接続性の向上

  • リモートアクセスが可能

  • ハッカーの攻撃対象となる、産業プロセスにおけるシステムの戦略的ロケーション

産業用システムにおけるサイバーセキュリティの目的は、通常の IT システムの目的とは異なります。産業用設備を適切に保護するためには、この違いをよく理解しておく必要があります。以下の 3 つの基本的な特性を考慮してください。

  • システムの有効性: システムの安定運用の確保

  • データの整合性: 情報の整合性の維持

  • 機密保持性: 情報漏洩の防止

産業用システムと通常の IT システムでは、以下の図に示す通り、重要事項の優先順位も異なります。

こういったセキュリティ問題に対処するために推奨される方法は、上記の優先順位に合った多層防御アプローチを取ることです。

Pro-face 製品を保護し安全性を維持するために、サイバーセキュリティのベストプラクティスを実践することをお勧めします。記載の推奨事項を実践していただくことで、お客様のサイバーセキュリティリスクを減らすことが期待できます。ベストプラクティスについては、次のURLを参照してください。
https://www.pro-face.com/trans/ja/manual/1087.html

本製品では、不正なアクセスや悪意のあるソフトウェアの侵入・感染に対するリスクを抑えるため、サインインパスワードの設定を必須としています。初回起動時 参照。

注: 安全なシステムを構築し運用するために、以下のように各状況で異なる権限アカウントを使用することをお勧めします。
状況 設定時 運用時 保守時
権限 Administrator アカウント ユーザーアカウント Administrator アカウント

上記記載事項を考慮の上、セキュリティリスク対策を施した環境で本製品を使用してください。

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