取り付け条件
本製品は、UL 50/50E、タイプ1、タイプ 4X (室内専用)、タイプ12 またはタイプ13 エンクロージャーの平面上に取り付けられるように設計されています。
本製品は清潔で乾燥し、かつ管理された頑丈な環境を提供するエンクロージャーに取り付けてください (IP65F、IP66F、IP67F、UL 50/50E、タイプ 1、タイプ 4X (室内専用)、タイプ 12 またはタイプ 13 エンクロージャー)。
15 型ワイドモデルおよび 19 型ワイドモデルでは、フロント面は IP66F、IP67F、UL 50/50E、タイプ 1、タイプ 4X (室内専用)、タイプ 12 またはタイプ 13 エンクロージャーとなります。
12 型モデルおよび 15 型モデルでは、工場出荷時に取り付け済みのフロント USB カバー (ネジなし) を使用する場合、フロント面は IP65F、IP67F、UL 50/50E またはタイプ 1 エンクロージャーとなります。フロント USB カバー (ネジ付き) (PFXZCDCVUS1) をご使用の場合、本製品のフロント面は IP66F、IP67F、UL 50/50E、タイプ 1、タイプ 4X (室内専用)、タイプ 12 またはタイプ 13 エンクロージャーとなります。
表示器フロント面 | エンクロージャーフロント面 | ||
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12 型、15 型 | 15 型ワイド/19 型ワイド | ||
ネジ無し | ネジ付き | ||
IP65F、IP67F、UL 50/50E、タイプ 1 | IP66F、IP67F、UL 50/50E、タイプ 1、タイプ 4X (室内専用) タイプ12、タイプ 13 | IP66F、IP67F、UL 50/50E、タイプ 1、タイプ 4X (室内専用) タイプ12、タイプ 13 | IP65F、IP66F、IP67F、UL 50/50E、タイプ 1、タイプ 4X (室内専用)、タイプ 12、タイプ 13 |
12 型および 15 型モデルでは、工場出荷時に取り付け済みのフロント USB カバーまたはネジ付きフロント USB カバーのいずれをご使用の場合でも、フロント USB カバーが開いている状態での本製品のフロント面は、UL 50/50E またはタイプ 1 エンクロージャーとなります。
本製品を機器に組み込む場合は、以下の事項にご注意ください。
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本製品の背面部はエンクロージャーとして認定されていません。本製品を機器に組み込む際は、機器全体として規格に適合するエンクロージャーを構成してください。
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本製品は剛性の高いエンクロージャーに取り付けてください。
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本製品は屋外使用を前提に設計されていません。また、室内専用機として UL 認証を取得しています。
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本製品は前面取り付けで使用してください。
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火傷のおそれ
これらの指示に従わない場合は、負傷する、または機器を破損する可能性があります。
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ボックスモジュール
パネルの材質やデザインによっては、パネルの取り付け面を強化する必要があります。高レベルの振動が予想され、本製品の取り付け面が動く (パネルのドアが開閉するなど) 可能性がある場合は、本製品の重量を十分に考慮してください。パネルタイプ
設置する壁またはケースの面が平坦で、良好な状態にあり、尖った角がないことを確認してください。壁内側のパネルカット付近に金属製の補強板を取り付けることで、強度を向上させることができます。 -
ボックスモジュール
パネルの厚みは、材質、強度、使用環境を考慮して決定してください。厚さは 1.6 mm (0.06 in) 以上、かつ M4 ネジの長さを考慮してください。パネルタイプ
必要な強度レベルに基づいて、エンクロージャー壁面の厚さを決めます。パネル厚範囲であっても、パネルの材質、大きさによっては本製品や接続機器の取り付け位置によりパネルが反る場合があります。パネルの反りを防止するためには、補強板をつけることも有効です。 -
使用周囲温度と使用周囲湿度が環境仕様 で指定された範囲内にあることを確認のうえ、使用してください。本製品をケースやエンクロージャーに組み込んで使用する場合は、盤内と表示面側の両方の温度を使用周囲温度としてください。
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他の機器の発熱で本製品が過熱しないようにしてください。
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パネルタイプを縦取り付けする場合は、右側面が上になっていることを確認してください。つまり、電源コネクターが上になるようにしてください。ボックスモジュールについては、ボックスモジュールの取り付け を参照してください。
注: アプリケーションがディスプレイの縦向きに対応していることを確認してください。 -
本製品を斜めに設置する場合は、垂直より 30° 以内にしてください。
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保守性、操作性、および風通しを良くするため、本製品と構造物や部品との間には 100 mm (3.94 in) 以上のスペースをとってください。
圧力差
本製品の利用および設置の際には、本製品を搭載するエンクロージャーの内部と外部の圧力差をなくすようにすることが重要です。エンクロージャー内部側の圧力が高くなると、ディスプレイの前面膜に層間剥離が生じる可能性があります。ごく小さな圧力差でも、膜の広範囲に作用して層間剥離を生じる大きな力が発生し、タッチ機能が損なわれることがあります。複数のファンや換気装置によって、別々の部屋において異なる速度で空気を移動させるような場合に、圧力差が発生しやすくなります。以下に示す手法を用いて、本製品の機能が圧力差による影響を受けないようにしてください。-
エンクロージャー内部の電線管接続部、特に圧力が異なると思われる部屋につながる接続部をすべて密封してください。
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必要に応じて、エンクロージャーの底部に小さな穴を設け、内部と外部の圧力が常に等しくなるようにしてください。