20.11.1 設定手順 - 操作ログやサンプリング機能と連動して異常解析したい

異常解析設定を行う

  1. [共通設定]メニューから[アラーム設定]を選択するか、をクリックし、アラーム発報時に表示するメッセージを登録します。
    詳細は以下を参照してください。
    20.4.1 設定手順 - アラーム履歴を確認したい / ビット監視の手順1~7

  2. 作画画面を開き、アラームを表示するアラーム部品を設定します。[部品(P)]メニューの[アラーム(A)]を選択するか、 をクリックし、画面に配置します。

  3. 配置したアラーム部品をダブルクリックすると、設定ダイアログボックスが開きます。

  4. アラーム部品に表示するブロックを指定し、[表示モード]で[ヒストリ]を選択します。

    • [表示モード]で[ログ]や[アクティブ]を選択した場合は、異常解析機能は動作しません。

  5. [表示開始行]、[表示アラーム数]、[表示行間]を設定します。

  6. [項目設定]タブを開き、[フォーマット]で[日付]と[時間]をそれぞれ[yy/mm/dd]、[24:00:00]に設定します。

  7. [表示設定]タブを開き、フォントタイプとサイズを設定します。[外枠]を選択します。

  8. [カーソル形状]タブを開き、[カーソル形状]で[反転]を選択します。

  9. [スイッチ設定]タブを開き、[解析(発報時間)]スイッチやその他使用するスイッチの項目にチェックを入れます。

  10. [形状選択]をクリックし、スイッチの形状を選択します。

  11. [スイッチ選択]でスイッチを選択し、それぞれのスイッチの銘板に[フォントタイプ]、[表示言語]、[文字カラー]、[銘板]を設定します。
    また必要に応じて[スイッチカラー]でスイッチの色を設定します。

    • アラーム部品(履歴表示)用スイッチが使用できるのは1画面上、アラーム部品が1つの場合のみです。

    • 編集画面上のスイッチを個別に選択して[F2]キーを押すと、銘板を直接編集できます。

    • スイッチの形状によっては、色を変更できないものがあります。

    • スイッチの形状や色は、1つのアラーム部品で共通です。スイッチごとに形状や色を変えたい場合は、スイッチランプ部品[特殊スイッチ(アラーム履歴用スイッチ)]を使用してください。
      10.15.4.1 特殊スイッチ – スイッチ機能

  12. [異常解析設定]の[操作ログ設定]をクリックします。アラーム部品の設定ダイアログボックスを閉じる確認メッセージが表示されますので[はい]をクリックします。

  13. 共通設定[操作ログ設定]が開きます。[操作ログ機能を使用する]にチェックを入れます。

  14. [CSVファイルフォーマット]で日付と時間をそれぞれ[yy/mm/dd]、[24:00:00]を選択します。
    その他、必要に応じて設定を行います。詳細は以下を参照してください。
    23.7 操作履歴を残したい

サンプリング用の異常解析画面を設定する

  1. 共通設定[サンプリング設定]を開きます。[異常解析設定]をクリックして、異常解析の対象としたいサンプリンググループに異常解析画面番号を設定します。(例 : グループ番号「3」、異常解析画面番号「8000」)

  2. サンプリンググループの設定画面を開き、[動作設定]タブの[サンプリングデータをバックアップする]にチェックを入れます。

異常解析画面を作成する – グラフ表示用
 

  1. [画面]メニューの[画面の新規作成]をクリックし、画面番号「8000」のベース画面を作成します。

  2. [部品]メニューの[ヒストリカルトレンドグラフ]を選択するか、をクリックして画面に配置します。

  3. 配置したヒストリカルトレンドグラフをダブルクリックすると、設定ダイアログボックスが開きます。
    画面に表示したいサンプリンググループNo.「3」を指定します。[チャンネル設定]で表示するアドレスを選択します。

  4. [データ形式]や入力範囲を設定します。

  5. [過去データ表示]タブを開き、[過去データ表示]にチェックを入れます。

    • [過去データ表示]を設定していない場合は、通常のヒストリカルトレンドグラフとして動作します。システム変数「#H_AlarmSyncStatus」のビット3がONになります。

    • [過去データ表示]を設定していても、共通設定[サンプリング設定]の[動作設定]タブで[サンプリングデータをバックアップする]を設定していないサンプリンググループの場合は、通常のヒストリカルトレンドグラフとして動作します。

  6. [スイッチ設定]タブを開き、過去データ表示用スイッチやスクロールスイッチなど、必要なスイッチを設定します。

    • スイッチを配置していても、解析動作中は過去データ表示スイッチが動作しません。通常の画面切り替えで該当画面を表示した場合は、スイッチが動作します。

  7. [時刻表示]タブを開き、表示したい時刻にチェックを入れます。[時間]で[hh:mm:ss]を選択し、[OK]をクリックします。ヒストリカルトレンドグラフが設定できました。

  8. 次に画面切替用のスイッチを配置します。[部品]メニューの[スイッチランプ]から[画面切替スイッチ]を選択するか、をクリックし、画面に配置します。

  9. 配置したスイッチをダブルクリックすると、設定ダイアログボックスが開きます。
    [画面番号]を設定し、[異常解析情報を維持]にチェックを入れます。(例 : 画面番号「8001」)

  10. [形状選択]でスイッチの形状を選択します。必要に応じて[カラー]タブ、[銘板]タブでスイッチの色や銘板を設定し、[OK]をクリックします。

  11. もう一つ、解析リスト画面に戻るためのスイッチを設定します。
    [部品]メニューの[スイッチランプ]から[画面切替スイッチ]を選択するか、 をクリックし、画面に配置します。

  12. 配置したスイッチをダブルクリックすると、設定ダイアログボックスが開きます。
    [画面切替動作]で[前画面に戻る]を選択します。

  13. スイッチの形状、色や銘板を設定し、[OK]をクリックします。
    サンプリングデータをグラフ表示するための異常解析画面ができました。

    • 解析リスト画面で該当するサンプリンググループを選択した場合にこの画面に切り替わります。解析動作中は、ヒストリカルトレンドグラフやサンプリングデータ表示器の動作が通常とは異なります。
      20.11.3 異常解析のしくみ

サンプリングデータ表示用画面を作成する

  1. [画面]メニューの[画面の新規作成]をクリックし、画面番号「8001」のベース画面を作成します。

  2. [部品]メニューの[サンプリングデータ表示器]を選択するか、 をクリックして画面に配置します。

  3. 配置したサンプリングデータ表示器をダブルクリックすると、設定ダイアログボックスが開きます。
    画面に表示したいサンプリンググループNo.「3」を指定します。

  4. 表示行数、表示列数を設定し、[OK]をクリックします。
    サンプリングデータ表示器が設定できました。

  5. 次に画面切替用のスイッチを配置します。[部品]メニューの[スイッチランプ]から[画面切替スイッチ]を選択するか、をクリックし、画面に配置します。

  6. 配置したスイッチをダブルクリックすると、設定ダイアログボックスが開きます。
    [画面番号]を設定し、[異常解析情報を維持]にチェックを入れます。(例 : 画面番号「8000」)

  7. [形状選択]でスイッチの形状を選択します。必要に応じて[カラー]タブ、[銘板]タブでスイッチの色や銘板を設定し、[OK]をクリックします。

  8. もう一つ、前の画面に戻るためのスイッチを設定します。
    [部品]メニューの[スイッチランプ]から[画面切替スイッチ]を選択するか、をクリックし、画面に配置します。

  9. 配置したスイッチをダブルクリックすると、設定ダイアログボックスが開きます。
    [画面切替動作]で[前画面に戻る]を選択します。

  10. スイッチの形状、色や銘板を設定し、[OK]をクリックします。
    サンプリングデータを一覧表示するための画面ができました。