39.2.1 GP-Pro EXでプロジェクトを作成する - SP5000シリーズオープンボックス

API関数を使用したアプリケーションを使用する場合の手順をご紹介します。

  1. デスクトップ上のショートカットをダブルクリックするか、[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[Pro-face]-[GP-Pro EX *.*](*.*にはバージョンが表示されます)の順に選択し、[GP-Pro EX]をクリックします。

  2. GP-Pro EXの起動時には次のようなダイアログボックスが表示されます。次回のGP-Pro EX起動時から、毎回ソフトウェアの更新情報を確認する場合は[プログラム起動時に更新を確認]にチェックを入れたまま[OK]をクリックしてください。

    必要なときにだけ更新を確認したい場合はチェックをはずして[OK]をクリックしてください。

    • 必要なときだけ更新を確認するときの手順は、以下を参照してください。
      3.10 GP-Pro EXの更新方法(アップデート)

    • GP-Pro EXの初回起動時には、ユーザー登録用のWebページが表示されます。

  3. メインウィンドウと[ようこそGP-Pro EXへ]ダイアログボックスが表示されます。[新規作成]を選択し、[OK]をクリックします。

  4. [シリーズ]で[SP5000 Series]を選択し、[ボックスモジュール]でオープンボックスの機種を選択します。また[ディスプレイモジュール]で任意のディスプレイモジュールを選択します。[次へ]をクリックします。

    • [SP-5B40]を選択した場合、[SP-5600TA]は選択できません。

  5. 接続機器の[メーカー]、[シリーズ]、[ポート]を選択して、[通信設定]をクリックします。

  6. [プロジェクトファイルの新規作成]ダイアログボックスが閉じ、メインウィンドウに[システム]タブが表示されます。[接続機器1]をクリックし、通信設定を行います。

    • [通信設定]の設定内容は各接続機器シリーズにより異なります。ご使用になる接続機器の「GP-Pro EX機器接続マニュアル」を参照してください。
      ただし、[タイムアウト]、[リトライ]、[送信ウェイト]は初期設定の状態でご使用になることをおすすめします。

  7. [画面一覧]ウィンドウを開き、表示されているベース画面をダブルクリックするか、[画面]メニューから[画面を開く]をクリックして、編集画面を開きます。

  8. 作画します。作画方法は以下を参照してください。またアラームなど使用したい機能に応じて、関連する章を参照してください。
    3.2 プロジェクトの新規作成 - 起動 / 画面作成 / 保存 / 終了

    • ランチャーに切り替えるための特殊スイッチ[ランチャー起動]を設定することができます。必要に応じて設定してください。

  9. [プロジェクト]メニューから[システム設定]-[本体設定]をクリックします。

    • [スタンバイモード設定]は設定できません。必要に応じて表示器側で設定してください。

  10. [表示設定]タブの[タイムゾーン設定]で表示器を設置する地域のタイムゾーンを設定します。

    • 夏時間は設定できません。

  11. [プロジェクト]メニューから[システム設定]-[本体設定]をクリックし、[WinGP設定]タブを開きます。

  12. アラームやサンプリングなど、バックアップメモリ(SRAM)を使用する機能を設定している場合は、[履歴データ保存設定]の[保存先]でデータの保存場所を選択します。
    [フォルダ]を選択した場合は、[履歴データ格納先]にバックアップメモリ(SRAM)の代わりとしてデータを格納するためのフォルダのパスを入力します。

    • [保存先]で[フォルダ]を選択した場合は、[履歴データ格納先]の初期値としてDドライブのルートフォルダ(ディレクトリ)が設定されています。使用する外部ストレージのパスを確認して、設定を変更してください。

    • 外部ストレージに保存する場合、外部ストレージへのアクセス中に表示器の電源を切るとバックアップデータが破壊されるおそれがありますので、電源OFFのタイミングを考慮して[保存条件]を設定してください。

    • システムカードにライトフィルタ(書き込み禁止)を設定している場合は、保存先をCドライブに設定しないでください。

    • [保存先]で[フォルダ]を選択した場合は、5Mバイトまでのバックアップデータが保存できます。

  13. 運転画面に表示されるエラーメッセージの履歴を残したい場合は、[エラーメッセージを保存]にチェックを入れ、[保存先]を指定します。データは[参照先フォルダ指定]で指定したパスに保存されます。
    また[保存件数]、[保存ファイル数]、[ファイル名]を設定します。詳細は以下を参照してください。
    38.8 WinGPに表示されたエラーメッセージの履歴を残したい

  14. 外部ストレージを使用する機能を設定している場合は、[参照先フォルダ指定]にデータの保存先のパスを入力します。
    [SD/CFastカード出力先フォルダ]を設定している場合 : [SD/CFastカード]に保存先のパスを入力
    [USBストレージ出力先フォルダ]を設定している場合 : [USBストレージ]に保存先のパスを入力

    • 保存先の初期値として、それぞれ以下のパスが設定されています。使用する外部ストレージのパスを確認して、設定を変更してください。
      [SD/CFastカード] : \D\CFA00
      [USBストレージ] : \D\USBHD

    • システムカードにライトフィルタ(書き込み禁止)を設定している場合は、保存先をCドライブに設定しないでください。

  15. [転送設定]で転送に使用するポートを指定します。

  16. APIを使用したユーザーアプリケーションを利用したい場合は、[API通信の使用]にチェックを入れ、使用するポート番号を0~65535の間で設定します。

    • ポート番号8000~8019番は転送用ポート番号に指定されているので設定しないでください。

    • [転送設定]の[ポート番号]や他の接続機器との通信用ポートと重ならない番号を指定してください。

    • APIを使用するためのプログラミングアプリケーションの設定方法や使用できるAPI関数は、IPCシリーズを使用する場合と同じです。詳細は以下を参照してください。
      38.5 ユーザアプリケーションからWinGPの情報取得や操作をしたい

  17. 運転画面からユーザーアプリケーションを実行したい場合は、アプリケーション起動用のスイッチを設定します。詳細は以下を参照してください。
    38.6.1 設定手順 - WinGPからアプリケーションを実行したい / スイッチ起動

  18. [プロジェクト]メニュ-から[名前を付けて保存]を選択します。ファイル名と保存場所を指定して保存します。