5.6.3 外部ストレージを使用する際の制限事項

*1 通信サイクルタイムとは、表示器から接続機器にデータを要求して取り込むまでの時間です。内部デバイスのLS2037にBin形式で格納されます。単位は10msです。
複数の接続機器を使用している場合の各通信サイクルタイムは、[システム設定]-[周辺機器一覧]の[接続機器管理アドレス一覧]に表示される内部デバイスアドレスで確認できます。
5.4.13 システム設定[周辺機器一覧]の設定ガイド

*2 表示スキャンタイムとは、1画面の表示と演算処理にかかる時間です。内部デバイスのLS2036にBin形式で格納されます。単位はmsです。

 

外部ストレージ取り扱い上の注意事項

 

データの消失

外部ストレージを使用する場合は、貴重なデータを失わないように、次の点に注意してください。

  • 偶発的なデータの損失が発生する可能性があります。外部ストレージ内のデータは定期的にバックアップしてください。データが失われた場合、復旧することはできません。

  • 外部ストレージにアクセス中は、絶対に表示器の電源OFFやリセット、外部ストレージの取り外しは行わないでください。外部ストレージが故障するおそれがあります。

  • 外部ストレージへデータ書き込み中は、表示器への画面転送(プロジェクト送信)やオフラインモードへの移行は行わないでください。未完成のファイルが外部ストレージ内に残ったり、データが破壊されるおそれがあります。

  • CFカード/SDカードを取り外すときは、必ずCFカードアクセスLEDランプ/SDカードアクセスLEDランプが消灯していることを確認してください。CFカード/SDカード内のデータが破壊されるおそれがあります。

  • CFastカードを取り外すときは、必ず表示器の電源をOFFにしてください。CFastカード内のデータが破壊されるおそれがあります。

  • 外部ストレージを取り付ける際は、外部ストレージの裏表とコネクタ位置を確認してください。取り付け向きを間違えると、データの破壊、外部ストレージや表示器の故障のおそれがあります。

上記の指示に従わないと、物的損害を負う可能性があります。

 

データの消失

データの破壊や機器の故障の原因になりますので、外部ストレージを以下のように取り扱わないでください。

  • 静電気や電磁波が発生するところに放置する

  • 直射日光や暖房器具の近くなど、高温になる場所に放置する

  • 無理に曲げる

  • 落としたり強い衝撃を与える

  • 水に濡らす

  • 表示器との接続部を直接手で触れる

  • 分解や改造を行う

上記の指示に従わないと、物的損害を負う可能性があります。