表示器をオフラインモードにしなくてもパスワードやユーザーIDが変更できます。
表示器を運転しながらパスワードやユーザーIDを変更する方法は2通りあります。
パスワード変更画面で直接変更する
CSVファイル形式で外部ストレージに保存したパスワード情報を読み込んで変更する
運転中にパスワードの変更が可能な機種は、以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
パスワード変更画面でパスワードを変更したい
[パスワード設定(画面入力)]を設定した特殊スイッチをタッチするとパスワード変更画面が表示され、パスワードの変更ができます。
ログインしているセキュリティレベル以下のパスワードの変更/追加/削除ができます。
23.8.1 設定手順
- パスワード変更画面でパスワードを変更したい
23.8.2 操作手順
- パスワード変更画面でパスワードを変更したい
パスワード変更画面で変更できるセキュリティ情報について
パスワード変更画面ではパスワード以外にユーザーID、セキュリティレベル、指紋データの情報も変更できます。
変更できるセキュリティ情報は、特殊スイッチに設定している動作([ログオンしているレベル以下の編集を行う])によって異なります。
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[ログオンしているレベル以下の編集を行う] |
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設定あり |
設定なし |
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設定項目 |
ユーザーID |
- |
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パスワード |
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セキュリティレベル |
- |
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指紋データ |
- |
設定内容の詳細は設定ガイドを参照してください。
10.15.4.1 特殊スイッチ
- スイッチ機能のセキュリティ
GP-Viewer EXでは使用できません。
CSVファイルを利用してパスワードを変更したい
CSVファイル形式のパスワード設定データを用意し、外部ストレージに保存します。[パスワード設定(ファイル)]を設定した特殊スイッチを使用して、運転中にパスワード設定データを本体に読み込んで反映することができます。
23.8.3 設定手順
- CSVファイルを利用してパスワードを変更したい
外部ストレージに保存したCSVファイル形式のパスワード設定データは、特殊データ表示器[ファイルマネージャ]と[CS
V表示器]を使用して表示器画面上で編集することができます。
26.7 CSVデータを画面上に表示したい
/ 編集したい
特殊スイッチの代わりにシステム変数を利用してパスワード設定データを操作することができます。
A.2.2.2 ワード型 - #Hシステム変数の#_SecurityWriteControl
CSV形式のパスワード設定データは、GP-Pro
EXのパスワード設定をエクスポートして作成できます。
23.8.4 パスワード設定データを作成する
パスワード設定データの本体への反映(書き込み)動作について
本体への反映が正常に終了できたかどうかは、HMIシステム変数#H_SecurityWriteStatusで確認できます。
外部ストレージが挿されていない場合は、本体への反映ができなくなり、HMIシステム変数#H_SecurityWriteStatusに0100(外部ストレージなし)が格納されます。
HMIシステム関数の詳細については、次を参照してください。
A.2.2 HMIシステム変数
- #Hシステム変数
パスワード設定データを本体へ書き込み中に電源が切れた場合、ファイルが壊れる場合があります。その場合、本体起動時にパスワード設定データの読み出しができません。起動後にエラーメッセージが表示されます。再度プロジェクト転送を行う必要があります。