2.3 表示器の内部データのしくみ

表示器内部のデータ保存領域についてご説明します。

イメージ図

内部メモリ

GP-Pro EXから転送された画面データ、接続機器から取得したデータなどが保存されます。表示器の機種やプロジェクトの設定内容により、各保存領域の容量は異なります。

主に作成した画面データが保存されます。

システムで固定されているフォント以外のフォントが格納される領域です。このフォント格納エリアの容量を超えた場合は、画面エリアに格納されます。

表示器の電源をOFFにしてもデータを保持できるメモリです。

このメモリに保存できるバックアップデータの種類と、保存時の優先順位は次のとおりです。

  1. 操作ログデータ

  2. アラーム履歴データ

  3. サンプリングデータ(グループ番号の小さい順)

  4. 内部デバイスのバックアップデータ

  5. レシピ(ファイリングデータ)

使用できるバックアップメモリ(SRAM)の容量は、表示器の機種により異なります。また、各機能の設定状況によりメモリの使用量は変動します。

バックアップメモリ(SRAM)の容量および各機能で使用するデータサイズは、[プロジェクト]メニューの[プロパティ] - [プロジェクト情報]で[SRAM情報]を選択すると確認できます。

表示器の電源をOFFにするとデータが消去されてしまう、一時記憶用のメモリです。

内部デバイス

表示器内に用意されているデバイスです。例えば、表示器内部で演算した値を一時的に格納したり、表示器内部で一時的に処理(制御)する場合のデータ格納先として使用します。

 

機能拡張メモリ

オプション品の「GP3000シリーズ機能拡張メモリ」を取り付けることで、さまざまな機能や設定数を拡張できます。オプション品の取り付けができる表示器機種は、以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧

外部ストレージ

データ保存に使用できる外部ストレージは、表示器機種および使用する機能により異なります。
1.5 機種別サポート機能一覧
5.7 使用できる外部ストレージについて