20.9.1 設定手順 - アラーム発生時のデータを取得したい

ここでは、ビット監視を例に設定手順をご紹介します。

監視ビットアドレスがONするとアラーム内容と発報日時、アラームの原因となるデータ値が表示されます。アラーム内容の確認時刻、またビットアドレスがOFFしたときの復旧時刻も同じ行に表示されます。

  1. [共通設定(R)]メニューの[アラーム設定(A)]をクリックするか、 をクリックすると、次の画面が表示されます。[言語設定]でアラームメッセージの表示言語を指定します。

  2. [ブロック設定]でメッセージを登録するブロックの、使用する表示モード(ヒストリ/ログ/アクティブ)にチェックを入れ、それぞれの履歴記憶数を設定します。

  3. [履歴のバックアップをおこなう]にチェックを入れ、[継続アラームは表示しない]を指定します。

    • [履歴のバックアップをおこなう]を指定しない場合、アラーム履歴データは表示器の電源OFFやリセットにより消去されます。

  4. [ブロック1]タブを開き、[ビット監視]を選択します。

  5. [ビットアドレス]で、アラームの発報を監視するビットアドレスを設定します。

  6. [発報条件]のセルで、監視ビットアドレスのONでアラームを発報するか、OFFで発報するかを選択します。

  7. [メッセージ]にアラーム発報時に表示するアラームメッセージを入力します。

    • 1つのアラームメッセージに登録できる文字数は、半角160字までです。

    • [文字列テーブルを使用する]にチェックを入れると、システム運転中でもメッセージの言語を切り替えて表示できます。
      18.3 文字列をほかの言語に切り替えたい

  8. [各アラーム登録でデータ取得]にチェックを入れて、データ値取得用の[設定アドレス数](例 : 3)を指定します。

    • メッセージの内容に関係なく、アラーム発報時に同じアドレスを使用する場合は[同じアドレスを使用する]にチェックを入れます。設定したアドレス列は全メッセージで同じアドレスが使用されます。

  9. [アドレス1]のセルををクリックし、をクリックすると [ アドレス設定 ]ダイアログボックスが表示されます。

  10. アラーム発生時のデータ値を取得するためのアドレスを設定します。

  11. [データ表示スタイル]でデータ値の表示形式を設定し、[OK]をクリックします。

  12. [ビット長]と[データ形式]を指定します。アラーム設定の登録が完了しました。

  13. 作画画面を開き、アラームを表示するアラーム部品を設定します。[部品(P)]メニューの[アラーム(A)]を選択するか、 をクリックし、画面に配置します。

  14. 配置したアラーム部品をダブルクリックすると、設定ダイアログボックスが開きます。

  15. アラーム部品に表示するブロックと表示するモードを設定します。

  16. [表示開始行]、[表示アラーム数]、[表示行間]を設定します。

  17. [項目設定]タブを開き[アドレス]にチェックを入れ[表示文字数]を設定します。[アドレス1]、[アドレス2]、[アドレス3]にチェックを入れます。

  18. 必要に応じて[カラー設定]タブ、[表示設定]タブでアラームメッセージの表示文字数、文字色、背景色、フォント、サイズなどの設定を変更し、[OK]をクリックします。