FTP保存を行う
ビデオカメラの映像を録画してFTPサーバに保存するかどうかを指定します。
FTPサーバ
動画ファイルの保存先となるFTPサーバを指定します。システム設定[FTPサーバ設定]で登録したFTPサーバNo.で指定します。
直接
接続するFTPサーバ登録番号を、0~31から選択します。
間接
サーバ接続番号を格納し、保存先としてセットするためのアドレスを指定します。接続機器で保存先FTPサーバの変更ができます。
指定したアドレスから連続3ワード分を使用します。
コントロール
ビット0をONすると、次のアドレスに格納した値を、FTPサーバ接続先としてセットします。
サーバ接続番号
サーバ接続番号を格納します。[コントロール]アドレスのビット0をONする前に格納しておきます。
ステータス
[コントロール]アドレスのビット0をONすると、[ステータス]アドレスのビット0がONされます。保存中にサーバ接続番号のセットを行った場合はエラーとなり、ビット15がONされます。
[ステータス]アドレスのビット0、ビット15は、[コントロール]アドレスのビット0をOFFすると、自動的にOFFされます。
32ビットデバイスを指定した場合、下位16ビットのみ使用されます。
ファイルサイズ
保存する動画ファイル1個あたりのサイズを設定します。設定範囲は1~2048Mバイトです。指定ファイルサイズを超えた映像は、自動的に次のファイルに保存されます。そのときのファイル名は、超えた時点のタイムスタンプ(保存開始の年月日時分秒)で作成されます。
ユーザー指定文字
動画ファイルを保存するファイル名の一部となる文字列を設定します。半角英数字2文字までで指定します。
ファイル名は、ユーザー指定文字列(最大2文字)+タイムスタンプで格納されます。
(例 : 指定文字「MC」で2006年5月27日15時23分46秒に保存した場合
「MC060527_152346.SDX」
直接
直接入力して設定します。
間接
文字列を格納し、ユーザー指定文字列としてセットするためのアドレスを指定します。接続機器でファイル名を変更することができます。指定したアドレスから連続3ワード分を使用します。
コントロール
ビット0をONすると、次のアドレスに格納した文字列を、「ユーザー指定文字列」としてセットします。
ユーザー指定文字列
文字コードを格納します。文字コードの格納方法は接続機器により異なります。
ステータス
[コントロール]アドレスのビット0をONすると、[ステータス]アドレスのビット0がONされます。保存中にユーザー指定文字列のセットを行った場合はエラーとなり、ビット15がONされます。
[ステータス]アドレスのビット0、ビット15は、[コントロール]アドレスのビット0をOFFすると、自動的にOFFされます。
32ビットデバイスを指定した場合、下位16ビットのみ使用されます。
システム変数「#H_LocalName」の値を、Dスクリプトなどで[ユーザー指定文字列]にコピーし、[コントロール]をONすると、表示器名のフォルダが作成されます。複数の表示器の映像を保存する場合、どの表示器のデータが入っているフォルダかが判別しやすくなります。
タイムアウト
FTPサーバへのアクセス時に応答がない場合の待ち時間を設定します。設定範囲は10~120秒です。
コントロールワードアドレス
保存動作をコントロールするためのアドレスを指定します。指定したアドレスから連続2ワード分を使用します。
コントロール
ビット0をONすると録画が開始されます。OFFすると録画を停止します。
FTP保存のタイミングチャート
ステータス
FTP保存の動作状況やエラー状況が格納されます。
保存許可ビットは、表示器電源投入時に自動的にONされます。
エラーステータスは次の状態を示します。
エラーコード
0 |
正常終了 |
- |
1 ~ 8 |
予約 |
- |
9 |
FTP 接続エラー |
FTPサーバが正常動作されていない、またはFTP サーバが存在しない。 |
10 |
FTPログオン失敗エラー |
FTP サーバに設定したユーザ名およびパスワードが正しくない。 |
11 |
書き込みエラー |
ログオンしたユーザに書き込み権限がない、FTPサーバへの書き込みに 失敗した、空き容量がない。 |
12 ~ 13 |
予約 |
- |
14 |
クライアント機能動作中 |
動画再生中に FTPサーバ保存を開始された。 |
15 |
予約 |
- |
32ビットデバイスを指定した場合、下位16ビットのみ使用されます。
FTPサーバへのファイル保存に失敗した場合は、表示器は[ステータス]アドレスのビット15(保存エラービット)をONし、保存開始を受け付けません。その後、FTPサーバへのファイル保存ができるようになると、[コントロール]アドレスのビット1(再開ビット)をONします。表示器は保存エラービットをOFFし、次の保存を受け付けます。