通信ポートの設定
USB
USBケーブルを使用して画面転送を行う場合に指定します。
オプション品のUSBデータ転送ケーブル「CA3-USBCB-01」と、「ZC9USCBMB1」または市販のUSBケーブル(Type
A mini B)を両方接続していた場合、転送ツールで[プロジェクト受信]や[本体情報]、[サイト送信]をクリックしたときに[USBケーブルの選択]ダイアログボックスが表示されます。どちらのUSBケーブルを使用するか選択します。
[A to A (Host to Host)] : 「CA3-USBCB-01」を使用する場合に選択します。
[A to Mini B (Host to Slave)] : 「ZC9USCBMB1」または市販のUSBケーブル(Type
A mini B)を使用する場合に選択します。
LAN
イーサネット(LAN)を使用して画面転送を行う場合に指定します。
自動検索
[LAN]を選択している場合、同じネットワーク上にある表示器を自動的に検索するかどうかを指定します。
ポート(検索)
[自動検索]を指定している場合、検索時のポート番号を設定します。
PASV
[LAN]を選択している場合、ネットワークセキュリティの関係上、通信がうまくいかない場合に指定します。
モデム
モデムを使用して画面転送を行う場合に指定します。
電話番号
モデムで使用する電話番号を入力します。
電話番号登録
電話番号を登録します。登録は最大100件まで可能です。
登録電話番号削除
登録した電話番号を削除します。
COM
COMポートを使用して画面転送する場合に指定します。
ポート
転送に使用するCOMポートを、COM1~COM9から選択します。
ボーレート
通信速度を9600/19200/38400/57600/115200から選択します。
システム設定([システム設定]-[モデム設定]-[モデム-GP間通信速度])で設定する通信速度の値と統一してください。通信速度の値が異なる場合、転送できません。
34.12.3 モデム設定の設定ガイド
拡張レシピデータを転送する
プロジェクトデータ送信時に拡張レシピデータを送信するかどうかを指定します。
CF/SDカードのデータを転送する
出力先フォルダ内のデータを表示器内のCFカード/SDカードに送信するかどうかを指定します。CFカード/SDカード内のデータを書き替えたくない場合は、このチェックをはずしてください。
サイトデータを転送する
[サイト転送設定]の[転送データ]に設定したフォルダ内の標準HTMLテンプレートを送信するかどうかを指定します。
プロジェクト転送
自動
転送しようとしているプロジェクトと、現在表示器が記憶しているプロジェクトが同じものかどうかを自動的に比較し、同じプロジェクトだった場合は、変更/追加した画面データだけを送信します。
新規にプロジェクトを送信する場合(表示器にデータが何も入っていない状態)や、既に表示器に別のプロジェクトが入っている場合は、確認メッセージを表示して[OK]を選択した場合のみ、プロジェクト全体を送信します。
全転送
転送しようとしているプロジェクト全体を送信します。表示器内の既存のプロジェクトは書き換えられます。
初期化の実行
プロジェクトを転送する際に初期化する対象を設定します。
変数値
変数の現在値を初期化してプロジェクト転送を行う場合にチェックを入れます。保持設定の変数も現在値が初期化されます。
SP5000シリーズオープンボックスをご使用の場合、チェックを外していても保持変数は初期化されます。ご注意ください。
バックアップメモリ(SRAM)
バックアップメモリのデータを初期化してプロジェクト転送を行う場合にチェックを入れます。
[バックアップメモリ(SRAM)]のチェックが外れている場合でも、プロジェクト転送の条件によって、表示器のバックアップメモリ(SRAM)に格納されているデータが消去されます。バックアップメモリ(SRAM)に格納されているデータが消去される条件については、以下を参照してください。
34.13.1 転送時の制限事項
システム転送
自動
プロジェクト送信の際、GP-Pro EXと表示器内のシステムバージョンを自動的に比較して、必要に応じてシステムプログラム*1、プロトコルプログラム*2、フォント*3を表示器にダウンロードします。
次のようなときに、ダウンロードされます。
表示器にまだ何もデータが入っていない状態(ご購入時の状態)で転送する場合
表示器が記憶しているシステムプログラム(Runtime)がGP-Pro EXのバージョンより古い場合
表示器が記憶しているプロトコルプログラム(ドライバ)のバージョンが古い場合や、プロジェクトの接続機器の設定を追加/変更した場合
表示器が持っていないフォントを画面作成時に使用した場合
強制転送
プロジェクト送信の際、表示器をフォーマットした後、システムプログラム*1、プロトコルプログラム*2、フォント*3を強制的に表示器にダウンロードします。
接続キー設定の初期値を登録
[接続キー設定]および[接続キー認証]ダイアログボックスに初期値として入力される接続キーを登録します。接続キーを登録することで転送のたびに接続キーを入力する作業を省くことができます。チェックを入れると登録用のダイアログボックスが表示されます。
アイコンをクリックすると接続キーが表示されます。接続キーの初期値を変更したい場合は[変更]をクリックしてください。
接続キーは次の要件をすべて満たす必要があります。
8文字以上、100文字以下
小文字(a - z)、大文字(A - Z) 、数字(0 - 9) 、特殊文字(` ( ) ~ ! @ # $ % & : ; . , - _ { } * + = | < > ? [ ] ' " / \ ^ ) をそれぞれ1つ以上使用する
接続キーを転送時に確認する
[接続キー設定]ダイアログボックスに表示される[接続キーを転送時に確認する]の初期値を登録します。2回目以降の転送時に接続キーを確認する場合はチェックを入れてください。チェックを外すと[接続キー認証]ダイアログボックスを表示させることなく転送できます。この時の転送手順は接続キーをサポートする前のGP-Pro EXと同じです。
本設定は次の状態の表示器へ転送する場合のみ有効です。
[初期転送モード]画面または[Welcome]画面が表示されている
GP-Pro EX Ver.4.09.120以下のプロジェクトが転送されている
*1 表示器上でプロジェクトを稼動するためのデータです。
*2 使用する接続機器との通信に必要なデータです。
*3 プロジェクトで使用するフォントデータです。
2つのケーブルを使用してパソコンと表示器を接続します。
A : 自作ケーブル
以下の結線図をもとに作成してください。
B : RS232C-USB変換ケーブル
(株)デジタル製USB-シリアル(RS-232C)変換ケーブル
「CA6-USB232-01」(別売品)をご使用ください。