21.7.4 移動アニメーションの設定ガイド

水平移動アニメーション/垂直移動アニメーション

  オブジェクトを水平方向に移動させるかどうかを指定します。

  オブジェクトを垂直方向に移動させるかどうかを指定します。

ワードアドレス/条件設定(数値)

[ワードアドレス]を選択している場合、移動量を格納するアドレスを指定します。

[条件設定(数値)]を選択している場合、アイコンをクリックすると、条件式を設定する[条件設定(数値)]ダイアログボックスが開きます。

21.7.2.1 [条件設定(数値)]ダイアログボックスの設定ガイド

データ形式

[ワードアドレス]を選択している場合、データ形式を設定します。[16ビットBin]、[32ビットBin]、[16ビットBCD]、[32ビットBCD]から選択します。

符号+/-

[ワードアドレス]を選択している場合、表示するデータに-符号を付けるかどうかを指定します。負の数のデータを表示する場合に設定します。負の数のデータは2の補数による方式で扱われます。
[データ形式]が[16ビットBin]または[32ビットBin]の場合に設定できます。

範囲指定

[取得範囲]の最小値/最大値、[移動範囲]の始点/終点を指定する方法を[定数]、[アドレス]から選択します。

  • 定数

最小値/最大値始点/終点に固定の数値を書き込んで指定します。(直接指定)

  • アドレス

最小値/最大値始点/終点が格納されているアドレスを指定します。(間接指定)

  • コントロールアドレスのトリガビットをONにしてから表示器がACKビットをONにするまでの間に、[取得範囲]、[移動範囲]の値を変更しないでください。変更した場合は不正な位置に表示される場合があります。

  • [アドレス]を選択した場合、指定した接続機器と通信エラーが発生するとアニメーション動作は止まります。通信エラーが復旧するとアニメーション動作は再開されます。

  • [アドレス]を選択した場合、指定した接続機器が接続されていないときはエラーメッセージが表示され、オブジェクトが表示されません。

コントロールアドレス

[範囲指定]で[アドレス]を設定している場合、取得範囲や移動範囲をコントロールするアドレスを設定します。指定したアドレスから連続2ワード分を使用します。

  • コントロール

ビット0(トリガビット)をONにすると、最大値、最小値、始点、終点のデバイス読み出しを開始します。

  • ステータス

デバイス読み出しが完了すると、ビット0(ACKビット)がONになります。

エラーステータスには最大値、最小値の整合性確認の結果が格納されます。不整合の場合は「1」が格納され、表示位置の変更は行われません。

  • コントロールアドレスに32ビットデバイスを指定したときは、下位16ビットが有効です。上位16ビットは「0」にしてください。

  • ACKビットがONになったことを確認して、トリガビットをOFFにしてください。トリガビットをOFFにすると、自動的にACKビットやエラーステータスはクリアされます。次にトリガビットをONにするときは、ACKビットがOFFになっていることを確認してください。

  • 最大値、最小値が不整合の場合でも、デバイスの読み出しが完了すればACKビットはONになります。

取得範囲

移動量の取得範囲を設定します。

  • [取得範囲]と[移動範囲]の関係については、以下を参照してください。
    21.4.2 移動アニメーションのしくみ

  • [ワードアドレス]を選択している場合、最小値/最大値は、設定した[データ形式]と[符号+/-]に従ってデータが読み出されます。[条件設定(数値)]を選択している場合は、32ビットBin(符号あり)のデータとして読み出されます。

 

移動範囲

オブジェクトを移動させる範囲(配置位置からのオフセット)を設定します。

  • 始点

移動開始地点を設定します。

  • 終点

移動終了地点を設定します。

  • 始点/終点は、16ビットBin(符号あり)のデータとして読み出されます。