表示器の機種(カラー/モノクロ)やプリンタ設定の印字方式にかかわらず、カラーで印字されます。ただし次の場合は黒で印字されます。
プリンタ設定の[タイプ]で[HP Laser Jet]を選択している場合
プリンタ設定の[タイプ]で[GPリモートプリンタサーバ]を選択している場合
また用紙サイズの幅にアラーム履歴のリストが収まらない場合は、カラーを黒に設定してください。
印字フォーマット設定の[発報カラー]、[確認カラー]、[復旧カラー]で白黒以外を設定していて、かつ1行の印字文字数が用紙サイズの幅に収まらない場合、プリンタによっては正常に印字されないことがあります。
1行あたりの印字文字数は最大160文字です。(ただし[アラーム種別]を[拡張]に設定している場合は192文字までです。)印字文字数を超える部分は出力されません。
1行に印字できる最大文字数は使用するプリンタや用紙サイズにより異なります。1行分の文字数が用紙横幅に収まらない場合、フォントや使用するプリンタによって出力結果が異なります。
標準フォントを使用
用紙横幅を超えた部分は印字されないプリンタ機器、自動的に改行して1行分の文字をすべて印字する機器、また、用紙横幅に収まらない場合は正常に印字できない機器があります。
ストロークフォントを使用
用紙横幅を超えた部分は印字されません。
1ページに印字される最大行数はプリンタによって異なります。[メッセージを複数行で印字]を設定している場合、アラームメッセージがページをまたがる場合があります。
IPCシリーズまたはSP5000シリーズオープンボックスをご使用の場合、複数行のアラームを印刷すると、1ページあたりの印字行数が一定にならない場合があります。
[リアルタイム印字]の場合
「メッセージ」、「日付」、「発報」などの項目名は印字されません。
表示器はアラームメッセージ(流れ表示)、アラーム履歴の印刷情報を最大1000個まで記憶できます。表示器とプリンタが未接続の場合は、表示器に最大1000個まで記憶され、印字待ち状態になりますが、1000個を超えたメッセージは記憶されません。
印字中に紙切れなどでプリンタがオフライン状態になった場合は、表示器の電源を切らずにプリンタの処置を行い、プリンタをオンラインにしてください。オフライン中に表示器に記憶された印刷情報はオンラインになった時点でプリンタに送り出されます。
印字中にプリンタの電源が切れると、その間に表示器から送り出された情報は印字されません。
使用するプリンタによっては、リアルタイム印字を行っても1行ずつの印字ができない場合があります。そのプリンタが1行ごとの紙送りに対応していないためです。
リアルタイム印字では、データ値は印字されません。
IPCシリーズまたはSP5000シリーズオープンボックスをご使用の場合、3秒以上新しい印刷情報がなければページの終わりと判断し印刷を行います。
[ヒストリ]、[ログ]で同じメッセージが登録されている場合に、外部操作でブロック内の全確認を行うと、ヒストリとログの確認がそれぞれ印字されるため、印字が二度行われます。
[一括印字]の場合
印字の最中に発生したアラームの発報や復旧などは印字されません。印字開始時のアラームの情報が印字されます。
印字の最中に表示器の電源をOFFすると、次の電源ON時に続きから印字は再開されません。表示器の電源ON時に印字のトリガビットがONの場合は、最初から印字が開始されます。
印字のトリガビットがONからOFFに、またはOFFからONになるまでの間は、通信サイクルタイム*1もしくは表示スキャンタイム*2のいずれか長い方の時間以上保持してください。
[アラーム設定]の[共通設定]タブで設定したアラームの記憶数が「0」の場合や、アラームがまだ発報していない場合は「メッセージ件数0」と印字されます。
[アラーム設定]の[共通設定]タブで設定したアラームの記憶数が「0」の場合は、[完了ビット]はONされません。
「メッセージ」、「日付」、「発報」などの項目名は、最初の2行分のみ印字されます。ただし、印字する行が多く複数ページにまたがる場合でも項目名の印字は最初の1ページのみとなります。
「メッセージ」、「日付」、「発報」などの項目名は、アラームメッセージの言語が日本語の場合は日本語で、日本語以外(欧米、韓国語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、ロシア語(キリル)、タイ語)の場合は項目名がすべて英語で出力されます。
*1
通信サイクルタイムとは、表示器から接続機器にデータを要求して取り込むまでの時間です。内部デバイスのLS2037にBin形式で格納されます。単位は10msです。複数の接続機器を使用している場合の各通信サイクルタイムは、[システム設定]-[周辺機器一覧]の[接続機器管理アドレス一覧]に表示される内部デバイスアドレスで確認できます。
5.4.13 システム設定[周辺機器一覧]の設定ガイド
*2 表示スキャンタイムとは、1画面の表示と演算処理にかかる時間です。内部デバイスのLS2036にBin形式で格納されます。単位はmsです。