38.5.1 設定手順 - ユーザアプリケーションからWinGPの情報取得や操作をしたい

APIを使用し、ユーザアプリケーションからWinGPの情報取得や操作ができます。

  1. [プロジェクト]メニューの[システム設定]-[本体設定]をクリックし、[WinGP設定]タブを開きます。

  2. [API通信の使用]にチェックを入れ、使用するポート番号を0~65535の間で設定します。[転送設定]の[ポート番号]と重ならない番号を指定してください。

    • 他の接続機器との通信およびFTP通信とポート番号が重ならないようにしてください。

    • ポート番号8000~8019番は転送用ポート番号に指定されているので設定しないでください。

  3. プロジェクトファイルを保存し、IPCまたはPC/AT互換機へ転送します。

  4. WinGPと接続機器の通信を確認します。

  5. APIを使用するためのプログラミングアプリケーションの設定を行います。

    VB.NETでデバイスアクセスAPIを使用する場合

    VB.NETでソリューションエクスプローラを開き、[参照設定]で右クリックし、[参照の追加]を選択します。

    [参照の追加]ダイアログボックスで[参照]をクリックし、以下のファイルを選択します。

    • .NET Framework 4.0 を使用する場合
      (GP-Pro EXのDVD-ROM内)\WinGP\SDK\Pro-SDK\DotNet40\BIN\WinGPAPIDotNet.dll

    • .NET Framework 2.0 を使用する場合

    (GP-Pro EXのDVD-ROM内)\WinGP\SDK\Pro-SDK\DotNet20\BIN\WinGPAPIDotNet.dll

    • .NET Framework 1.1 を使用する場合

    (GP-Pro EXのDVD-ROM内)\WinGP\SDK\Pro-SDK\DotNet\BIN\WinGPAPIDotNet.dll

    [開く]をクリックし、[OK]を選択します。

    ソースコードの先頭に「Imports ProEasyDotNet」と記述します。

    Visual Basic 6.0でデバイスアクセスAPIを使用する場合

    Visual Basic 6.0のメニューバーから[プロジェクト]-[標準モジュールの追加]を選択し、以下のモジュールを追加します。

    (GP-Pro EXのDVD-ROM内)\WinGP\SDK\Pro-SDK\VB\API\WinGPAPI.bas

    VB.NETでハンドリングAPIを使用する場合

    VB.NETのメニューバーから[プロジェクト]-[既存項目の追加]を選択し、以下のモジュールを追加します。

    (GP-Pro EXのDVD-ROM内)\WinGP\SDK\Pro-SDK\DotNet\BIN\RtCtrlAPI.vb

    Visual Basic 6.0でハンドリングAPIを使用する場合

    Visual Basic 6.0のメニューバーから[プロジェクト]-[標準モジュールの追加]を選択し、以下のモジュールを追加します。

    (GP-Pro EXのDVD-ROM内)\WinGP\SDK\Pro-SDK\VB\API\RtCtrlAPI.bas

  6. プログラミングを行います。

  7. IPCまたはPC/AT互換機に作成したユーザアプリケーションをセットアップします。

  8. WinGPおよびユーザアプリケーションを起動します。