グローバルトリガ設定でトリガを設定したい行を選択して、[編集]リンクまたはダブルクリックすることで[グローバルトリガ]ダイアログが表示されます。
名称
グローバルトリガの名称を32文字以内で設定します。
トリガ種別
トリガの種類を設定します。
デバイスデータが特定の値になると条件が成立します。
特定の曜日や時間になると条件が成立します。
一定周期で条件が成立します。
動作禁止ビットアドレス
ビットアドレスを使ってトリガ条件の成立を無効にします。動作禁止用のビットアドレスがONの間はトリガ条件が成立しても有効にならず、トリガに設定された機能は実行されません。OFFの間に条件が成立したトリガのみが有効になります。
ステータスワードアドレス
ファイル転送の状況やエラー情報を確認するためのワードアドレスを指定します。
指定したアドレスから連続で2ワード分使用します。
ステータス
ビット0: 完了フラグ
トリガに割り付けた機能の処理が完了するとONになります。
このビットは自動的にOFFにはなりません。処理の完了を確認後、OFFにしてください。
ビット1: 処理中フラグ
トリガに割り付けた機能が実行されるとONになります。
処理が完了し、ビット0(完了フラグ)がONになるとビット1(処理中フラグ)はOFFになります。
エラー情報
エラーコードが10進数で格納されます。
エラーコード |
内容 |
|
0 |
正常終了 |
|
4 |
外部ストレージ接続エラー |
外部ストレージが挿入されていない、またはSDカードのカバーが開いています。 |
10 |
FTPサーバ接続エラー |
FTPサーバに接続できませんでした。 |
11 |
FTPログインエラー |
FTPサーバへのログインに失敗しました。 |
12 |
書き込みエラー |
転送元のファイルを開くことができませんでした。 または、FTPサーバへの書き込み処理に失敗しました。 |
14 |
起動の重複 |
サンプリングデータのFTP転送機能が同時に複数起動したため実行できませんでした。 |
15 |
不正デバイスエラー |
送信先アドレスに不正または未設定のデバイスアドレスがあります。 |
16 |
通信エラー |
通信中にエラーが発生しました。 |
17 |
サンプリングデータエラー |
サンプリングデータを正常に読み込むことができませんでした。 |
18 |
送信サイズエラー |
一部のデータが送信できませんでした。 |
グローバルトリガに複数の機能を割り付けている場合、途中の機能実行時にエラーが発生しても、その後の機能は実行されます。
エラー情報アドレスには最後に発生したエラーコードが格納されます。
サンプリングした日時が格納されていないサンプリングデータは読み込むことができません。このときグローバルトリガのステータスにエラーコード17が格納されます。
サンプリンググループの[動作設定]タブから[拡張設定]をクリックし、[時刻データを付加する]にチェックが入っていることを確認してください。
1回で転送できるサンプリングデータのサイズはサンプリンググループごとに上限があります。すべてのサンプリングデータを転送できなかった場合はグローバルトリガのステータスにエラーコード18が格納されます。
すべてのサンプリングデータを転送するには再度グローバルトリガの条件を成立させるか、1つのサンプリンググループでサンプリングするアドレスのサイズ(アドレス数*2バイト*サンプリング回数)が63Kバイト以内になるよう調整してください。
複数のサンプリンググループが同時に転送を開始しないようにグローバルトリガの条件を設定してください。
設定したアドレスデータの状態変化によってトリガ条件が成立します。
ビットアドレス
起動条件となるビットアドレスを設定します。
起動条件
ビットON時
ビットの立上がり時にトリガ条件が成立します。
ビットOFF時
ビットの立下り時にトリガ条件が成立します。
ビット変化時
ビットの立上りまたは立下り時にトリガ条件が成立します。
指定した日時になるとトリガ条件が成立します。
日
機能を実行する日にちを指定します。
毎日
毎日トリガに設定された機能を実行します。
曜日
曜日を指定してトリガに設定された機能を実行します。
指定日
日にち指定してトリガに設定された機能を実行します。。"末日"を選択すると、毎月の最終日に機能を実行します。
時刻
機能を実行する時刻を時、分、秒で指定します。
一定時間が経過するたびに繰り返しトリガ条件が成立します。
周期時間
時、分、秒で実行周期を指定します。
表示器が起動してから[周期時間]が経過するたびにトリガ条件が成立し、設定された機能を実行します。