システムパスワードの設定
初期設定時やオフラインモードに入る際のシステムパスワードを0~99999999で設定します。システムパスワードが不要な場合は「0」を設定します。アイコン[]をクリックするとパスワードが表示されます。
タッチパネル検出
タッチパネルの検出を、タッチで反応する[ON検出]か、離したときに反応する [OFF検出]から選択します。
ディレイ中経過時間
スイッチのディレイ機能を使用する場合に、[ディレイ時間]の残り時間をワードアドレスに格納するかどうかを設定します。チェックを入れると残り時間を格納するワードアドレスを設定できます。
ワードアドレスに格納される残り時間の単位は100msです。
ディレイ機能が[ONディレイ]の場合
スイッチを押し続けている間、[ディレイ時間]のカウントダウンが行われ、残り時間がワードアドレスに格納されます。
ディレイ機能が[OFFディレイ]の場合
モーメンタリスイッチから指を離すと、[ディレイ時間]のカウントダウンが始まり、残り時間がワードアドレスに格納されます。
ディレイ機能が[2度押し]の場合
1度めのタッチの後、[開始時間]が経過してから[ディレイ時間]のカウントダウンが始まり、残り時間がワードアドレスに格納されます。
ディレイ機能が複数ある場合は、最初に動き出したディレイ機能の[ディレイ時間]が格納されます。
タッチ動作モード
2点押しを有効にするかどうかを設定します。2点押しに対応している機種については、以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
2点押し
画面上の2点のタッチが有効です。同時に2つのスイッチを押すと、両方のスイッチが動作します。3つ目以降のスイッチは動作しません。
1点押し
画面上の1点のみタッチが有効です。
同時に複数のスイッチを押しても、1つ目のスイッチのみ動作します。2つ目以降のスイッチは動作しません。
[2点押し]に設定している場合でも、内部デバイスのタッチ座標エリア(LS9235~LS9237)には1点目のタッチ座標のみ格納されます。
SP5000シリーズの場合、2点押しの対象となる部品や描画は一定の間隔をあけて配置してください。配置する間隔は、ご使用のプレミアムディスプレイの解像度によって異なります。以下を参考にしてください。
SVGA: H=55ドット、V=50ドット
XGA: H=70ドット、V=65ドット
FWXGA: H=30ドット、V=30ドット
スライド設定
[タッチ動作モード]で[1点押し]を選択した場合に、[スライド有り]、[無し]から選択します。[2点押し]を選択した場合は[スライド有り]に固定されます。
スライド有り
モーメンタリスイッチを押したまま指をスイッチの範囲外までスライドしても、指が画面から離れるまではタッチが有効です。
無し
モーメンタリスイッチを押したまま指をスイッチの範囲外までスライドすると、範囲外になった時点でタッチが無効になります。
タッチブザーの音
画面にタッチしたときに表示器のブザー音を鳴らすかどうかを設定します。
この設定はタッチ操作以外で、表示器の内部ブザーを鳴らすときにも適用されます。
タッチ時を除く表示器の内部ブザーの制御は、システムデータエリアのコントロールアドレスまたはシステム変数(#_Control_BuzzerEnable)を使って行います。
A.1.1.2 システムデータエリア(ダイレクトアクセス方式)
A.1.2.2 システムデータエリア(メモリリンク方式)
外部ブザー端子への出力
タッチパネルブザーを外部ブザー端子へ出力するかどうかを設定します。
SP5000シリーズ(スタンダードボックスを除く)の場合のみ、出力対象を[タッチブザー音]と[システムエラー音]から選択します。
この設定はタッチ操作以外で、外部ブザーを鳴らす(AUX出力する)ときにも適用されます。
タッチ時を除くAUX出力の制御は、システムデータエリアのコントロールアドレスを使って行います。
A.1.1.2 システムデータエリア(ダイレクトアクセス方式)
A.1.2.2 システムデータエリア(メモリリンク方式)
バックライト切れを検出した際にタッチパネルの操作を可能にするかどうか[操作可能]、[操作禁止]から設定します。
バックライト切れ検出機能をサポートしていない機種では、本設定は無効です。バックライト切れ検出機能をサポートしている機種については以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
SP5000シリーズ(エクストリームディスプレイを除く)またはGP4000シリーズ(GP-4100シリーズ、GP-4201TM、GP-4301TMを除く)では、ステータスLEDがホタル点灯以外の状態で画面表示が消えている場合、バックライト切れが考えられます。画面表示が消えているときは必ずLEDの状態を確認し、タッチ操作を行わないようにご注意ください。
オペレーションスイッチ
[使用する]を選択すると、オペレーションスイッチ(OP)を押した状態でのみタッチパネルやファンクションキーからの入力を受け付けます。
ハンディタイプGPをご使用の場合設定できます。
オペレーションスイッチは[タッチパネル検出]の設定にかかわらず、押されている間の操作が有効になります。
オペレーションスイッチを[使用する]に設定している場合、タッチパネルやファンクションキーからの入力がON状態だったスイッチは、オペレーションスイッチを離すと、すべて自動でOFFに切り替わります。
オペレーションスイッチの設定にかかわらずオフラインモードへの切り替えは可能です。
オフラインモードでは、オペレーションスイッチの設定にかかわらずタッチやスイッチの操作が可能です。
バックライト切れにより操作が禁止されている場合は、オペレーションスイッチの設定にかかわらずタッチやスイッチによる操作ができません。
オペレーションスイッチにも部品を設定することができますが、[本体設定]-[操作設定]で[タッチパネル検出]を[OFF検出]に設定している場合、オペレーションスイッチに設定した部品は動作しません。
オペレーションスイッチを[使用する]に設定していても、オペレーションスイッチの状態に関係なくGP-Viewer EXからの操作は可能です。
システムキーボードの大きさ
データ表示器のポップアップキーボードなど、システムで用意されているキーボードの大きさを設定します。
小
30x30ドット
中
40x40ドット
大
60x60ドット
マトリクスタッチパネル方式の表示器で部品の大きさを[小]に設定した場合は、タッチしたキーとは異なるキー操作として認識するおそれがあります。
変換アダプタ
オプション品のGP3000H用変換アダプタ(型式:AGP3000H-ADPCOM-01)を使用してDOUT出力するかどうかを設定します。
[使用する]を選択して、ファンクションキーの[F1]キーまたは[F2]キーを押すと、変換アダプタを介してDOUT出力されます。
ハンディタイプGPをご使用の場合設定できます。
ハンディタイプGPは変換アダプタとのシリアル通信によって外部ブザー出力やDOUT出力を行っているため、実際にスイッチを押したタイミングから信号が出力されるまで約100msの遅延が発生します。ただしノイズが多いなど通信状態が悪い場合は、最大200msの遅延が発生する可能性があります。200ms以上の間正常に通信できなかった場合はタイムアウトエラーになります。
GP2000H用変換アダプタを使用する場合は[使用しない]を選択してください。
[使用する]を選択すると[F1]、[F2]キーに部品が設定されていない場合でも強制的にDOUT出力されます。
[使用する]を選択すると、変換アダプタ側で設定したID番号が、システム変数「#H_MachineNo」に周期的に格納されます。接続されている変換アダプタが正しく認識できているか確認できます。
DOUT出力はモーメンタリ出力となります。
インターロック中のタッチ警告音
グローバルインターロックや各部品のインターロックのタッチ警告音のON、OFFを切り替えます。
ONの場合、インターロック中(タッチ無効時)にタッチすると警告音が鳴り、タッチが無効であることを確認できます。
部品やセキュリティ設定の[インターロック中のタッチ警告音]設定をONにしても、本設定をOFFにするとタッチ警告音は鳴りません。