SDカードをサポートしている機種を使用する場合、「CF」/「CFカード」の表示は「SD」/「SDカード」に置き換わります。
操作ログ機能を使用する
操作ログ機能を使用するかどうかを指定します。
SRAM保存回数
バックアップメモリ(SRAM)に保存する回数を100、200、300、400、500から選択します。
設定した回数により操作ログデータの容量が決まります。
ログ対象機能
操作ログの対象となる機能を[ビットスイッチ]、[ワードスイッチ]、[画面切替スイッチ]、[特殊スイッチ]、[セレクタスイッチ]、[データ表示器]、[サンプリングデータ表示器]、[CSV表示器]、[システムメニュー]、[起動]、[オフライン]、[言語切替]から選択します。
初期設定では、すべての機能が操作ログの対象になります。
データ保存
保存先
操作ログをCSV形式に変換して出力するとき、また[SRAM保存回数]を超えたときの保存先を[CFカード](または[SDカード])、[USBストレージ]から選択します。
保存ステータスアドレス
外部ストレージへの書き込み状況を確認するためのアドレスを指定します。
ステータス
操作ログデータのファイル出力中は転送中ビットがONされます。ファイル出力が完了すると転送完了ビットがONされます。
エラーステータスは次の状態を示します。
ビット12~15 |
内容 |
詳細 |
0000 |
正常終了 |
バックアップ処理が正常終了したとき |
0100 |
外部ストレージなし |
バックアップ時に外部ストレージが挿入されていないか、CFカードカバーが開いているとき |
0101 |
ライトエラー |
外部ストレージの空き容量が足りないか、書き込み中に外部ストレージが抜かれた SDカードが書き込み禁止になっている |
0111 |
CFカード/USBストレージエラー |
CFカード/USBストレージが正しくフォーマットされていないか、壊れている |
保存モード
操作ログを保存する際の動作を指定します。
直接
[新規作成]を選択した場合は新規にCSVファイルを作成します。
[追記]を選択した場合は既存のCSVファイルに追加書き込みをします。
アドレス
保存の動作を切り替えるためのアドレスを指定します。指定したアドレスのビットがOFFすると新規作成、ビットがONすると追記になります。
追記できるデータ件数は、1つのCSVファイルにつき最大10000件までです。
任意のタイミングで保存する
任意のタイミングで操作ログを保存したい場合、設定したタイミングで保存するかどうかを指定します。
保存コントロールビットアドレス
指定したビットをONすると外部ストレージへ書き込み処理が開始されます。
保存先の容量が不足しているときの動作
外部ストレージの容量が不足した場合の動作を指定します。
操作ログを中断する
保存先に操作ログをファイル出力することを中断します。次に操作を行うと完全に操作ログの収集を停止して、収集を行いません。
古いログデータから削除して収集する
外部ストレージに保存されているうち、一番古いファイルを削除してから、収集したデータを保存します。
Pro-face Remote HMIからの操作時にIPアドレスをログに付加する
Pro-face Remote HMIを使って次の表示器の画面を操作した場合に、クライアントのIPアドレスも操作ログに記録します。
SP5000シリーズ
IPCシリーズ
GP4000シリーズ(GP-4100シリーズ、GP-4201TM、GP-4301TM、GP-4201TWを除く)
[操作ログ機能を使用する]を設定した場合に選択できます。
CSVファイルフォーマット設定
CSV形式で保存するときの表示形式を設定します。
日付
日付の表示形式をmm/dd/yy(月/日/年)、mm/dd(月/日)、yy/mm/dd(年/月/日)、dd/mm/yy(日/月/年)から選択します。
時間
時間の表示形式を12:00:00、24:00:00から選択します。
言語設定
言語フォーマットを日本語、欧米、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、韓国語、ロシア語(キリル)、タイ語から選択します。
データ値をログに付加する
操作ログ取得時に、[データワードアドレス]で指定したアドレスに格納されている値もいっしょに取得するかどうかを設定します。
[保存モード]に[追記]を設定している場合、[データ値にログを付加する]の設定を変更したプロジェクトファイルを転送してログを追記していくと、同じファイルの中にデータ値が存在するデータとしないデータの2通りが混在します。2通りのデータを混在させたくない場合は、転送前に外部ストレージ内の操作ログファイルを削除するか、保存先のフォルダ名をリネームしてください。
データ値更新
データワードアドレスの値を取得するタイミングを設定します。
常時
操作ログ取得の対象の操作を行うたびに値を取得しなおします。
表示器起動時にデータワードアドレスに不正なアドレスやシンボルが設定されると強制転送画面に移行します。プロジェクトの強制転送を行ってください。
トリガ
トリガビットアドレスがONするとデータを取得しなおします。
表示器起動時にトリガビットに不正なアドレスやシンボルが設定されると強制転送画面に移行します。プロジェクトの強制転送を行ってください。
トリガビットアドレス
[データ値更新]で[トリガ]を選択した場合、データ読み込みのトリガとなるビットアドレスを設定します。
データ値
取得するデータ値のタイプを[数値]と[文字列]から設定します。
数値
データワードアドレス
操作ログ取得時に読み込む値を格納するためのワードアドレスを設定します。
末尾アドレスは、[文字数]で設定した値に応じて自動的に表示されます。
データ形式
[データワードアドレス]に格納されるデータ形式を設定します。
データ形式ごとの出力形式は以下のとおりです。
データ形式 |
符号 |
範囲 |
文字列 |
設定不可 |
半角英数字32文字まで。 |
8ビットDec |
なし |
0~255 |
あり |
-128~127 |
|
16ビットDec |
なし |
0~65535 |
あり |
-32768~32767 |
|
32ビットDec |
なし |
0~4294967295 |
あり |
-2147483648~2147483647 |
|
8ビットHex |
設定不可 |
0~FF(h) |
16ビットHex |
設定不可 |
0~FFFF(h) |
32ビットHex |
設定不可 |
0~FFFFFFFF(h) |
8ビットOct |
設定不可 |
0~377(o) |
16ビットOct |
設定不可 |
0~177777(o) |
8ビットBCD |
設定不可 |
0~99 |
16ビットBCD |
設定不可 |
0~9999 |
32ビットBCD |
設定不可 |
0~99999999 |
8ビットBin |
設定不可 |
0~11111111 |
16ビットBin |
設定不可 |
0~1111111111111111 |
32ビットBin |
設定不可 |
0~11111111111111111111111111111111 |
符号 +/-
負の値を表示するかどうかを設定します。[データ形式]で[16ビットDec]か[32ビットDec]を選択したときに設定します。
文字列
データワードアドレス
操作ログ取得時に読み込む値を格納するためのワードアドレスの範囲を設定します。
文字数
取得する文字数を半角1~32文字で設定します。