時刻取得要求ビットのON(0→1)を監視して、動作モード、開始曜日、開始時刻、終了曜日および終了時刻を読み出します。
ビット00 : 時刻取得要求ビット(0:何もしない、1:時刻取得を行う)
時刻設定アドレスの動作モード(アドレス+2)から終了時刻(秒)(アドレス+10)は常時読み出しされません。時刻設定データの変更を反映するには必ずコントロール(アドレス+0)の時刻取得要求ビットをON(0→1)してください。
コントロールの時刻の読み出し動作が完了すると、ステータスの時刻取得完了ビットがON(0→1)します。また、時刻の指定に誤りがあれば、同時にエラー通知ビットがON(0→1)します。
ビット00 : 時刻取得完了ビット(0:時刻データ取得中/取得動作を行っていない、1:時刻データ取得完了)
ビット01 : エラー通知ビット(0:時刻データは正しく取得され更新済み、1:時刻データに誤りがある)
接続機器側では、時刻取得完了ビットの立ち上がりを検出してから、コントロールの時刻取得要求ビットをOFF(1→0)にしてください。
時刻取得要求ビットがOFF(1→0)されると、自動的にステータスの時刻取得完了ビット、およびエラー通知ビットが同時にOFF(1→0)されます。
[電源投入時の開始/終了動作]を設定している場合は、電源投入時に時刻取得要求ビットがONされていなくても時刻取得が動作する為、ステータスのみがONされます。その状態でステータスをクリアしたい場合は、ステータスアドレスの値を直接更新してください。
終了時刻動作の有無と、個別曜日指定の有無を設定します。終了時刻動作の有無に関わらず、間接指定された時刻データ(時刻設定アドレス11ワード分)はすべて読み出されます。
ビット00 : 終了時刻動作設定(0:なし、1:あり)
ビット01 : 個別曜日指定モード(0:なし、1:あり)
個別曜日指定モードを「0」(なし)で設定する場合、終了時刻(曜日、時、分、秒)は読み出されますが、データは無視されます。
個別曜日指定モードを「1」(あり)で設定する場合、必ず開始/終了時刻(曜日、時、分、秒)を設定してください。ただし、開始/終了曜日のビットを2つ以上同時にONするとエラーになります。
開始/終了曜日(開始曜日 : 時刻設定アドレス+3、終了曜日 : 時刻設定アドレス+7)
開始/終了動作のトリガとなる曜日を指定します。
ビット00 : 日曜日指定(0:なし、1:あり)
ビット01 : 月曜日指定(0:なし、1:あり)
ビット02 : 火曜日指定(0:なし、1:あり)
ビット03 : 水曜日指定(0:なし、1:あり)
ビット04 : 木曜日指定(0:なし、1:あり)
ビット05 : 金曜日指定(0:なし、1:あり)
ビット06 : 土曜日指定(0:なし、1:あり)
開始/終了時刻(開始時刻 : 時刻設定アドレス+4~+6、終了時刻 : 時刻設定アドレス+8~+10)
開始/終了動作を行う時刻をそれぞれ以下の範囲で設定します。
時 : 0~23
分 : 0~59
秒 : 0~59
時刻データはBin形式で指定します。BCD形式では指定できません。
終了時刻を設定する/しないは、動作モード(アドレス+2)の設定内容によります。
個別曜日指定モード(ビット01)のあり/なしによって、終了時刻動作設定(ビット00)は以下の組み合わせでセットできます。
個別曜日指定モード |
Oあり |
なしX |
|
終了時刻動作設定 |
Oあり |
Oあり |
なしX |