25.7.3 操作手順 - 自動保存

サンプリンググループ番号「1」のデータをファイル名「SA00000.csv」でCFカードに保存します。

  1. 設定した[CSV保存コントロールワードアドレス]+1のアドレス(D301)に、ファイル番号「0」を格納します。

  2. 設定した[CSV保存コントロールワードアドレス](D300)に、コマンド「0020h」を書き込みます。表示器が正常に自動保存の動作モードに入るとD300に表示器からステータス「2000h」が書き込まれます。

  3. 指定した回数分のデータを収集すると自動的にCFカードにCSV出力されます。
    CFカード内の「SAMP01」フォルダ内に「SA00000.csv」が作成されました。

  4. さらに指定した回数分のデータを収集すると、その周のデータが自動的にCSV出力され、「SAMP01」フォルダ内の既存の「SA00000.csv」ファイルに追加で書き込まれます。
    D300が「2000h」の間、自動保存が継続されます。

  5. D300にコマンド「0021h」を書き込むと、自動保存を終了します。表示器が正常に自動保存の終了処理を終えた場合は、D300に「0000h」が書き込まれます。

ファイル保存のイメージ

自動保存コマンドを書き込んだ時点ではなく、指定した回数のサンプリングが終了した時点で、表示器内に格納されているサンプリングデータがCSVファイルに出力されます。

例)サンプリング回数が4回の場合

3回目のサンプリング終了時点で、アドレスに自動保存コマンドを書き込んでも、4回目のサンプリング終了時点で1~4回目のサンプリングデータがCSV出力されます。

また、8回目のサンプリング終了時点で自動的に5~8回目のサンプリングデータが出力され、既存のファイルに追加で保存されます。

自動保存終了と再開時のファイル保存イメージ

自動保存終了コマンドを書き込んだ場合は、周の途中でも(指定した回数分のサンプリングが終了していなくても)、コマンドを書き込んだ時点までのサンプリングデータがCSV出力されます。

自動保存終了後に自動保存を再開する(自動保存開始のコマンドを書き込む)と、前回の保存状態にかかわらず、表示器内に格納されている先頭のサンプリングデータ(最古のデータ)からCSV出力されます。

例)サンプリング回数が4回の場合

10回目のサンプリング終了時点で、アドレスに自動保存終了コマンドを書き込むと、9回目、10回目のサンプリングデータがCSV出力され、既存のファイルに追加で保存されます。

10回目のサンプリング終了時点で、自動保存を再開すると(アドレスに自動保存コマンドを書き込むと)、12回目のサンプリング終了時点で9~12回目のサンプリングデータが、既存のファイルに追加で保存されます。このため、CSVファイルでは9回目と10回目のデータが重複します。