SDカードをサポートしている機種を使用する場合、「CF」/「CFカード」の表示は「SD」/「SDカード」に置き換わります。
ステータスアドレス
指定したアドレスでエラー情報を確認するかどうかを設定します。
エラー情報(ステータス)を格納するワードアドレスを指定します。
0 |
正常終了 |
処理が正常に終了した |
1 |
(予約) |
- |
2 |
(予約) |
- |
3 |
(予約) |
- |
4 |
CFカードなし/SDカードなし |
CFカード/SDカードが表示器に挿入されていない、またはCFカードカバーが開いている |
5 |
リードエラー |
外部ストレージ内のデータ読み出しに失敗した、または空き容量がない フォルダへのアクセス権限がない |
6 |
ライトエラー |
外部ストレージへの書き込みに失敗した、または空き容量がない フォルダへのアクセス権限がない |
7 |
CFカードエラー |
CFカードが正しくフォーマットされていないか、壊れている |
8 |
削除エラー |
読み取り専用ファイル、またはファイルの削除に失敗した フォルダへのアクセス権限がない |
9 |
FTP接続エラー |
FTPサーバが正常に動作していない、またはFTPサーバが存在しない |
10 |
FTPログオン失敗エラー |
FTPサーバに設定したユーザー名およびパスワードが正しくない |
11 |
FTPリードエラー |
FTP サーバ上のファイルの読み出しに失敗した |
12 |
(予約) |
- |
13 |
(予約) |
- |
14 |
USBストレージなし |
USBストレージが装着されていない |
15 |
USBストレージエラー |
USBストレージが正しくフォーマットされていないか、壊れている、またはUSBストレージ以外を装着している |
FTPサーバを使用して[動画選択]を選択している場合にデータの読み出しに失敗すると「5 リードエラー」ではなく「11 FTPリードエラー」がエラーステータスに反映されます。
FTPサーバからCFカード/SDカードへのデータコピー時に、CFカード/SDカードに空き容量がない場合は「6 ライトエラー」ではなく「5 リードエラー」がエラーステータスに反映されます。
拡張
[動作モード]で[ファイル操作]を設定し、[対象データ]で[CF<-->FTP](または[SD<-->FTP])または[USBストレージ<-->FTP]を選択している場合に表示されます。FTPサーバとCFカード(またはSDカード)/USBストレージ間で転送を行うときに、指定したステータスアドレスに転送中の情報を書き込むかどうかを設定します。
システム先頭アドレスオフセット |
用途 |
|
16ビット |
32ビット |
|
+0 |
+0 |
ステータス |
+2 |
+1 |
転送ファイル総サイズ |
+4 |
+2 |
転送中ファイル名 |
+14 |
+7 |
転送完了のファイル総サイズ |
+16 |
+8 |
通信速度 |
+18 |
+9 |
経過時間 |
+20 |
+10 |
予測残り転送時間 |
ステータス
[ステータスアドレス]を参照してください。
転送ファイル総サイズ
転送対象になっているファイルの総サイズが格納されます。転送開始のタイミングで、前回取得したデータが0クリアされます。単位はバイトです。
転送中ファイル名
転送中のファイル名が格納されます。
ファイル名が小文字であっても大文字で扱われます。
ファイル名は最大19文字となります。19文字を超える場合は、先頭から16文字までが表示され、残りの文字は「...」と省略されます。
設定可能なファイル名は、システムの言語設定が日本語の場合には、JISX0208-1990に定められた文字、英語の場合には、JISX0201のJISローマ字(ASCII)の7Fまでのコードになります。ただし、制御コードやファイル名に使用できない文字は設定できません。
転送完了のファイル総サイズ
転送対象のファイルのうち、転送が完了したファイルの総サイズが格納されます。単位はバイトです。
通信速度
平均転送速度を格納します。転送完了のファイル総サイズを経過時間で割った結果が格納されます。小数点以下は切り捨てられます。単位はバイト/秒です。
経過時間
転送開始からの経過時間が格納されます。単位は秒です。
予測残り転送時間
転送完了までの予想残り時間が格納されます。小数点以下は切り捨てられます。単位は秒です。計算方法は以下の通りです。
(転送ファイル総サイズ-完了のファイルサイズ)/通信速度
転送が完了しても拡張ステータスの値は0クリアされず、次回の転送開始時に0クリアを行います。(ステータスは含みません)
エラーが発生したときは、エラーが発生する前の値を保持します。
通信速度、経過時間、転送中ファイル名、転送完了のファイル総サイズ、予測残り転送時間のステータスは1秒ごとに書き込まれます。
ただし、先頭ファイルのファイルサイズが大きい場合、ステータスに値が入るまでの時間は長くなります。また転送完了のファイル総サイズの更新は1ファイルの転送終了ごとです。
[拡張]にチェックを入れた場合、ファイル数が多くなると転送開始までの時間がかかることがあります。
削除時は転送ファイル総サイズ、通信速度、転送完了のファイル総サイズ、予測残り転送時間には0が格納されます。転送中ファイル名と経過時間のみ情報を取得して格納されます。
転送ファイル総サイズと転送完了のファイル総サイズを格納する領域は32ビットです。最大4294967295バイト(約4Gバイト)を超えて格納できません。超えると不定になります。
通信速度と予測残り転送時間は転送ファイル総サイズと転送完了のファイル総サイズが4294967295バイトを超えると正しい値が格納されません。
転送中に表示器の時刻を変更すると通信速度、経過時間、予測残り転送時間については正しい値が格納されなくなります。
予測残り転送時間は、転送が完了する目安の時間です。転送するファイル数が多いほど、正確性は失われます。またファイルサイズが大きいファイルを転送する場合も正確性は失われます。
データ転送中に画面切り替えを行い、切り替わった画面上に配置されたファイルマネージャでの拡張設定が転送を開始した画面と違っていた場合、転送を開始した画面での拡張設定が有効となります。
データ転送中に画面切り替えを行い、切り替え前と切り替え後の両方の画面に拡張設定がされていた場合、転送中の情報は切り替え後の画面に設定されたアドレスに書き込まれます。
動作モード
ファイルマネージャの動作を[ファイル操作]、[動画選択]から選択します。
ファイル操作
表示したいファイルを選択したり、ファイルをコピーするときに使用します。
対象データ
CF(またはSD)
CFカード/SDカードに保存されているフォルダやファイルを画面上にリスト表示します。
USBストレージ
USBストレージに保存されているフォルダやファイルを画面上にリスト表示します。
CF<-->USBストレージ(またはSD<-->USBストレージ)
CFカード/SDカードとUSBストレージの両方を同時に表示でき、CFカード/SDカードとUSBストレージ間でデータをコピーまたは移動できます。USBストレージ内のCSVデータを[CSV表示器]に表示する場合にも使用します。
CF<-->FTP(またはSD<-->FTP)
FTPサーバ内のデータを表示器内のCFカード/SDカードに、表示器内のCFカード/SDカードのデータをFTPサーバにコピーします。
USBストレージ<-->FTP
FTPサーバ内のデータを表示器内のUSBストレージに、表示器内のUSBストレージのデータをFTPサーバにコピーします。
FTPサーバからコピーしたデータは、CSV表示器や図形表示器に表示させることができます。レシピデータとしても使用できます。FTPサーバを経由させる場合の設定方法や操作方法は以下を参照してください。
42.8 FTPサーバを用いてデータを表示器の外部ストレージにバックアップしたい
DELキー消去
チェックを入れると、選択したファイルを削除するための[DEL]キーが画面上に表示されなくなります。
[対象データ]で[CF](または[SD])、[USBストレージ]を選択した場合に設定できます。
接続先FTPサーバ
FTPサーバの指定方法を[直接]と[間接]から選択します。[動作モード]で[ファイル操作]を設定し、[対象データ]で[CF<-->FTP](または[SD<-->FTP])、または[USBストレージ<-->FTP]を選択している場合に表示されます。
FTPサーバNo.
[接続先FTPサーバ]で[直接]を選択した場合、接続するFTPサーバを指定します。
接続設定先頭アドレス
[接続先FTPサーバ]で[間接]を選択した場合、接続するFTPサーバに関する情報を指定する連続ワードアドレスの先頭アドレスを指定します。
接続設定先頭アドレスアイコン
クリックすると、接続設定先頭アドレスからの連続アドレスの内容を表示します。
接続設定先頭アドレス
タイムアウト
FTPサーバとの通信開始から何秒後にタイムアウトするかを10~120秒の間で設定します。
ファイルコピー時にフォルダを作成する
チェックを入れると、ファイルをコピーした日時のフォルダを自動的に作成し、そこにデータをコピーします。
フォルダ名は、フォルダを生成した「年月日時分」となります。
動画選択
再生したい動画ファイルを選択するときに使用します。
選択モード
単数
CFカード/SDカードやFTPサーバに保存されている動画ファイルをリストから1ファイルのみ選択して再生できます。
複数
CFカード/SDカードやFTPサーバに保存されている動画ファイルをリストから選択して再生できます。ファイルまたはフォルダ(100ファイルまで)を100個まで選択できます。
再生リストファイルと同様に選択順にインデックス番号が0から連続で割り振られます。インデックス番号0から再生が開始されます。
対象データ
CF(またはSD)
CFカード/SDカード内のデータが選択対象になります。
FTP
FTPサーバ内のデータが選択対象になります。
CF/FTP(またはSD/FTP)
CFカード/SDカードおよびFTPサーバ内のデータが選択対象になります。