26.30.3 マップアドレスについて

マップアドレスは、特定の要素と連動するアドレスです。拡張レシピグループの各要素に設定でき、レシピの選択時や要素値の編集時に要素の値がマップアドレスに書き込まれます。マップアドレスを割り当てることで拡張レシピ用の部品を使わずに要素値の表示や編集ができます。

マップアドレスを使って要素値の編集を行う場合、編集後にシステム変数を使って要素値の保存を行ってください。マップアドレスの値を編集しただけでは表示器内の拡張レシピは更新されません。保存を行わずに拡張レシピを転送すると、編集前の値が転送されます。

マップアドレスと要素値の更新

マップアドレス(D500)は、RecipeAの選択時にはElement1の値"100"が書き込まれ、RecipeBの選択時にはElement1の値"300"が書き込まれます。

 

表示器側でRecipeBの要素値を変更し、保存を行うとマップアドレス(D500)の値も更新されます。

 

マップアドレス(D500)の値を直接編集しても拡張レシピの要素値に反映されません。システム変数#H_RecipeControlMapAddressを使って要素値の保存を行うと選択中の拡張レシピに反映されます。必ずシステム変数で保存を行ってから拡張レシピの転送を行ってください。