26.17.4 内部デバイス経由での手動転送

特殊データ表示器[ファイリング]で[内部デバイス経由]を設定した場合、スイッチランプ部品[特殊スイッチ]-[ファイル項目用スイッチ]を使用して「SRAM →内部デバイス」、「内部デバイス→接続機器」、「接続機器→内部デバイス」、「内部デバイス→SRAM」の転送ができます。

例)SRAM→内部デバイス(先頭アドレス : LS20)→接続機器に転送する場合
(データ : 16ビット長)

内部デバイスに格納されたデータは、必要に応じてデータ表示器[数値表示]を使用して表示器画面に表示できます。接続機器に転送する前に表示器画面上でデータを微調整してから転送したい場合などに使用します。

内部デバイスに格納されたファイリングデータの構造

バックアップメモリ(SRAM)から内部デバイスに転送を行うと、指定した内部デバイスの[格納先頭アドレス]以下16ワード分を使用して項目名が格納され、それ以降にデータが格納されます。

項目名の文字列の格納順序は、システム設定[接続機器設定]の[文字列データモード]の設定に従って格納されます。

例)データが16ビット長の場合

内部デバイスから接続機器に転送を行うと、内部デバイスに格納されたデータのみが接続機器の指定のアドレスに書き込まれます。