検索する条件名を格納してから、[コントロールワードアドレス]のビット2をONすることで、指定した文字列データと一致する条件名のファイルを外部ストレージ内からすべて検出し、各ファイルの転送条件に従って接続機器に書き込みます。
コントロール
ビット2をONすると、[検索用ワードアドレス]で指定した文字列データと同じ条件名のファイルを検索し、検出されたファイルのCSVデータをすべて接続機器に書き込みます。
電源投入時にはこのアドレスのビットがすべて「0」の状態となるよう設計してください。
ビット0(外部ストレージ→接続機器)とビット2(条件名検索転送)が同時にON された場合は、どちらの動作も行われません。ビット2のみONしてください。
ステータス
転送状態や転送の結果がこのアドレスに反映されます。
エラーコード(エラーステータスに反映される処理結果です)
0 |
正常終了 |
転送処理が正常に終了した |
1 |
ファイル番号なし |
外部ストレージから接続機器への転送時に、転送対象のファイルが存在しない |
2 |
転送条件番号なし |
転送時に、指定したファイル番号に対応した条件No.(GROUP NO)が存在しない |
3 |
内部デバイス範囲エラー |
外部ストレージから接続機器への転送時に、転送先頭アドレスが内部デバイスに設定されている場合、内部デバイスの範囲を超えるデータを転送しようとした |
4 |
外部ストレージなし |
外部ストレージが表示器に挿入されていない、またはCFカードカバーが開いている |
5 |
リードエラー |
外部ストレージから接続機器への転送時に外部ストレージからの読み出しに失敗した |
6 |
ライトエラー |
接続機器から外部ストレージへの転送時に外部ストレージへの書き込みに失敗した、または空き容量がない SDカードが書き込み禁止になっている |
7 |
CFカードエラー/USBストレージエラー |
CFカード/USBストレージが正しくフォーマットされていないか、壊れている |
8 |
(予約) |
- |
9 |
検索文字列なし |
条件検索転送時に、検索文字列に一致するCSVファイルが存在しない |
10 |
インデックスファイルエラー |
インデックスファイルのCSVフォーマットが正しくない |
11 |
(予約) |
- |
12 |
書き込みエラー |
外部ストレージから接続機器への転送時に接続機器への書き込みに失敗した |
13 |
読み込みエラー |
接続機器から外部ストレージへの転送時に接続機器からの読み出しに失敗した |
条件名検索転送のタイミングチャート
コントロールアドレスのビット2がONすると、転送中ビット(ステータスのビット0)がONになります。
転送が正常に完了した場合は、転送中ビットがOFFし、転送完了ビット(ステータスのビット1)がONします。
転送完了ビットのONを確認して、コントロールアドレスのビットをOFFしてください。OFFすると、転送完了ビットは自動的にOFFされます。
転送に失敗した場合は、転送中ビットがOFFし、エラーステータス(ステータスのビット12~15)にエラーコードがセットされます。コントロールアドレス、ステータスのビットをすべて「0」に戻してから次の転送を行ってください。
転送中ビットON時には、CSVファイル検索時間も含まれます。そのため、転送中ビットがONしている間は、外部ストレージの[file]フォルダへはアクセスしないでください。