26.10.3.2 条件名検索機能使用時のコントロールワードアドレス

検索する条件名を格納してから、[コントロールワードアドレス]のビット2をONすることで、指定した文字列データと一致する条件名のファイルを外部ストレージ内からすべて検出し、各ファイルの転送条件に従って接続機器に書き込みます。

ビット2をONすると、[検索用ワードアドレス]で指定した文字列データと同じ条件名のファイルを検索し、検出されたファイルのCSVデータをすべて接続機器に書き込みます。

転送状態や転送の結果がこのアドレスに反映されます。

エラーコード(エラーステータスに反映される処理結果です)

0

正常終了

転送処理が正常に終了した

1

ファイル番号なし

外部ストレージから接続機器への転送時に、転送対象のファイルが存在しない

2

転送条件番号なし

転送時に、指定したファイル番号に対応した条件No.(GROUP NO)が存在しない

3

内部デバイス範囲エラー

外部ストレージから接続機器への転送時に、転送先頭アドレスが内部デバイスに設定されている場合、内部デバイスの範囲を超えるデータを転送しようとした

4

外部ストレージなし

外部ストレージが表示器に挿入されていない、またはCFカードカバーが開いている

5

リードエラー

外部ストレージから接続機器への転送時に外部ストレージからの読み出しに失敗した

6

ライトエラー

接続機器から外部ストレージへの転送時に外部ストレージへの書き込みに失敗した、または空き容量がない

SDカードが書き込み禁止になっている

7

CFカードエラー/USBストレージエラー

CFカード/USBストレージが正しくフォーマットされていないか、壊れている

8

(予約)

-

9

検索文字列なし

条件検索転送時に、検索文字列に一致するCSVファイルが存在しない

10

インデックスファイルエラー

インデックスファイルのCSVフォーマットが正しくない

11

(予約)

-

12

書き込みエラー

外部ストレージから接続機器への転送時に接続機器への書き込みに失敗した

13

読み込みエラー

接続機器から外部ストレージへの転送時に接続機器からの読み出しに失敗した

条件名検索転送のタイミングチャート

コントロールアドレスのビット2がONすると、転送中ビット(ステータスのビット0)がONになります。

転送が正常に完了した場合は、転送中ビットがOFFし、転送完了ビット(ステータスのビット1)がONします。

転送完了ビットのONを確認して、コントロールアドレスのビットをOFFしてください。OFFすると、転送完了ビットは自動的にOFFされます。

転送に失敗した場合は、転送中ビットがOFFし、エラーステータス(ステータスのビット12~15)にエラーコードがセットされます。コントロールアドレス、ステータスのビットをすべて「0」に戻してから次の転送を行ってください。