拡張レシピのインポート/エクスポートで使用するCSVファイルについて説明します。
エクスポートした拡張レシピデータを表計算ソフトで開いて編集できます。ただし、次の項目以外の編集や削除はしないでください。エラーになりインポートできません。
編集可能な項目 |
詳細 |
要素値の変更 |
各レシピの設定値を変更できます。文字列型のデータの場合は、Data Languageと同じ言語コードで設定してください。 |
レシピの追加 |
CSVファイルにレシピデータを1行追加することでレシピの追加ができます。このとき、レシピIDが他の行と重複しないように注意してください。 |
レシピの削除 |
CSVファイルのレシピデータを1行削除することでレシピの削除ができます。 |
要素ラベルの変更 |
要素ラベルを変更する場合は、Label Languageと同じ言語コードで設定してください。 |
レシピラベルの変更 |
レシピラベルを変更する場合は、Label Languageと同じ言語コードで設定してください。 |
ラベル言語を2種類以上設定している場合、CSVファイルで指定している"ラベルNo."以外のレシピラベルには自動的にラベルが設定されます。GP-Pro EXでのインポート時は"Recipe"と設定され、表示器でのインポート時は"NewRecipe~*"と設定されます。(*はレシピID)
レシピの追加を行った場合、追加されたレシピのセキュリティレベルは"0"です。
拡張レシピデータは次のファイル名でエクスポートされます。
拡張レシピのグループID(5桁の数字)_拡張レシピグループ名.csv
例. グループIDが"1"、拡張レシピグループ名が"Recipe Group1"の場合
"00001_Recipe Group1.csv"
ファイル名は変更しないでください。表示器でのインポート時に、エラーになりインポートできません。
拡張レシピグループをエクスポートしたファイル(*.csv)のフォーマットは次のようになります。
拡張レシピグループ"Recipe Group1"の設定
エクスポートしたファイル
00001_Recipe Group1.csv (グループID="1", 名前="Recipe Group1", 言語="日本語")
:RecipeData
拡張レシピデータであることを示すヘッダー(編集しないでください)
:Version,<ファイルバージョン>
ファイルのバージョン情報(編集しないでください)
:RecipeGroup,<レシピグループID>,<レシピグループ名>
レシピグループIDとレシピグループ名
:Label Language, <言語コード>,<言語名>,<ラベルNo.>
レシピラベルや要素ラベルの言語とその言語コードとラベルNo.(編集しないでください)
ラベルの言語を2つ以上設定している場合、GP-Pro EXからのエクスポート時は出力する言語を指定します。表示器でのエクスポート時は表示中の言語で出力されます。インポート時は、インポート先のレシピグループに同じ"ラベルNo."と"言語コード"のラベルが必要です。
:Data Language, <言語コード>, <言語名>
文字列型の要素値の言語とその言語コード(編集しないでください)
拡張レシピグループに設定した文字列データ用の言語情報です。
<空白行>
空白行です。(編集しないでください)
必ず1行の空白行が必要です。空白行がない、または空白行が2行以上ある場合は正しくインポートできません。
, ,<要素1のラベル>,<要素2のラベル>,…,<要素nのラベル>
"Label Language"で選択した"ラベルNo."の要素ラベルが出力されます。編集する場合は、Label Languageの言語コードで編集してください。要素の追加や削除はできません。インポート先のレシピグループとCSVファイル内の要素の数が一致していない場合、インポートできません。
<レシピID>,<レシピラベル>,<要素1の値>,<要素2の値>,…,<要素nの値>
レシピのデータです。レシピごとに1行出力されます。レシピのラベルは"Label Language"の言語で出力され、文字列型の要素値(Element2)は"Data Language"の言語で出力されます。"レシピラベル"や文字列型の要素値を編集する場合は、各言語コードと同じ言語で編集してください。
"レシピID"は重複しないように設定してください。重複している場合、GP-Pro
EXへのインポート時は最終行のレシピで上書きされます。表示器でのインポート時はエラーになりインポートできません。
文字列型のデータ(要素値)でダブルクウォーテーションを使用する場合は以下を参照してください。
文字列型の要素値について
CSVファイルに出力される言語コード、言語名、出力される文字列データの文字コードの組み合わせは以下のとおりです。文字列型の要素値は、エクスポート時に選択もしくは表示中のLabel Languageに従って以下の文字コードで出力されます。
言語コード |
言語名 |
出力される文字列型データの文字コード |
en-US |
欧米 |
OEM 850 (ASCII) |
ja-JP |
日本語 |
Windows Codepage 932 (Shift_JIS) |
zh-TW |
中国語(繁体字) |
Windows Codepage 950 (Big5) |
zh-CN |
中国語(簡体字) |
Windows Codepage 936 (GBK) |
ko-KR |
韓国語 |
Windows Codepage 949 |
ru-ru |
ロシア語(キリル) |
Windows 1251/OEM 866 |
th-TH |
タイ語 |
Windows 874 |
文字列型の要素値にダブルクォーテーション、カンマを含めたい場合は、文字列全体をダブルクォーテーションで囲む必要があります。
カンマを含める
文字列全体をダブルクォーテーションで囲みます。ダブルクォーテーションで囲まれていない場合、カンマが区切り文字と判断され、ただしくインポートできません
例: "AB,CD" -> AB,CD
ダブルクォーテーションを含める
文字列全体をダブルクォーテーションで囲みます。文字列中にダブルクォーテーションを表示させたい箇所にダブルクォーテーションを2つ続けて入力します。
例: """ABCD""" -> "ABCD"
"AB""CD" -> AB"CD