ジャンプ先のサブルーチン画面を新規作成し、その画面にサブルーチンプログラムを作成します。
JSR命令はロジックプログラムの任意の部分に挿入できます。
表示器がJSR命令を実行したとき、JSR命令に割り付けられている同名のサブルーチンにジャンプし、サブルーチンプログラムが実行されます。
ここでは、例として表示器に電源を入れるたびに各カウンタをリセットするサブルーチンプログラムを使用します。
サブルーチンの作成手順
標準ツールバーまたは[画面一覧]ウィンドウのをクリックします。[画面の新規作成]ダイアログボックスが表示されます。
次の方法でも[画面の新規作成]ダイアログボックスを表示できます。
[画面一覧]ウィンドウのロジック画面部分を右クリックして、[新規画面作成]を選択します。
[画面(S)]メニューから[画面の新規作成(N)]を選択します。
ワークスペースに[画面一覧]タブが表示されていない場合は、[表示(V)]メニューから[ワークスペース(W)]を選択し、[画面一覧ウィンドウ(G)]を選択します。
[画面種別]から[ロジック]を選択し、[ロジック名称]からサブルーチン名称(例
: SUB-01)を選択します。
必要に応じてタイトルを入力します。最大 30 文字まで入力できます。
[新規作成]をクリックします。サブルーチン画面が作成されます。
サブルーチンプログラムを作成します。
ロジックプログラムに2つ以上のサブルーチンを追加するには、手順1~5を繰り返し、必要な数のサブルーチンプログラムを作成してください。
JSR命令の挿入手順
作成したサブルーチンをメインロジックプログラム[MAIN]内の特定の位置で実行する場合、JSR命令を挿入する必要があります。
ここでは、例として2行目のOUT命令(コイル出力)「ランプ」がONになったときにサブルーチン[SUB-01]を実行させます。したがって、JSR命令を3行目に挿入します。
2行目を選択し、行を挿入します。
行の挿入方法は、次を参照してください。
30.4.1.1 行の挿入
3行目にPT命令(立上り検出接点)を挿入し、シンボル変数「ランプ」をPT命令に割り付けます。
命令の挿入方法は、次を参照してください。
30.5.1 命令の挿入
オペランドの設定方法は、次を参照してください。
30.6 命令にアドレスを割り付ける
命令の詳細は、命令の説明を参照してください。
32. ロジック命令一覧
PT命令の右側にJSR命令を挿入します。
JSR命令のオペランドにサブルーチン[SUB-01]を設定します。
「ランプ」がONを検出したとき、サブルーチンプログラム[SUB-01]にジャンプします。サブルーチン[SUB-01]の実行終了後、メインロジックプログラム
[MAIN]の 4 行目から実行を再開します。