複数接続パターン
通信方式(ダイレクトアクセス方式、メモリリンク方式)については、以下を参照してください。
2.4 接続機器との通信について
接続機器(PLCなど)を複数台つなぐことができます。
COM1とCOM2を使用した場合
例)COM1にA社のドライバ(シリアル通信)、COM2にB社のドライバ(シリアル通信)を設定します。
それぞれのCOMポートに異なるドライバを設定することができます。ただし、各COMポートに設定できるドライバは1つです。
COMポート1つに対し、同じドライバの機器を複数つなぐことができます。ただし、接続可能台数はドライバにより異なります。接続可能台数については「GP-Pro EX機器接続マニュアル」を参照してください。
例)COM1にA社のドライバ(シリアル通信)、イーサネットポートにB社、C社、D社のドライバ(イーサネット通信)を設定します。
イーサネットポートには最大で4つのドライバを設定することができます。ただし、COMポートを使用している場合は(4-(使用COMポート数))分のドライバだけイーサネットポートに設定できます。上記の構成ではCOM1にA社接続機器ドライバを設定しているので、イーサネットポートにはB社、C社、D社の3種類のドライバが設定できます。
複数接続でイーサネット通信ドライバを使用する場合、同じドライバは[UDP]、[TCP]どちらか一方しか設定できません。
例)[接続機器1]にMELSEC A Ethernet [UDP]タイプを設定した場合、[接続機器2]にMELSEC A Ethernet [TCP]タイプは設定できません。
PLCと通信プロトコルを持たない機器を両方接続する(ダイレクトアクセス方式+メモリリンク方式)
接続機器(PLCなど)とホスト(パソコン、マイコンボードなど)を混在してつなぐことができます。
COM1とCOM2を使用して、ダイレクトアクセス方式とメモリリンク方式を併用した場合
例) COM1にA社の接続機器をダイレクトアクセス方式で、COM2にマイコンボードをメモリリンク方式で接続する
使用できるアドレスについては、以下を参照してください。
2.4.3 ダイレクトアクセス方式とメモリリンク方式を併用したい
表示器に複数の接続機器をつなぐ場合、システムデータエリアは1台の接続機器のみ設定できます。
例) 下図のように表示器1台に接続機器が4台つながっている場合、PLC1~PLC4のうち1台のみシステムデータエリアを設定することができます。
システムデータエリアの割り付け手順は、以下を参照してください。
A.1.1.5 接続機器へのシステムデータエリアの割り付け手順
システムデータエリアのアドレス詳細は、以下を参照してください。
A.1.1.2 システムデータエリア(ダイレクトアクセス方式)
A.1.2.2 システムデータエリア(メモリリンク方式)
ダイレクトアクセス方式(LSエリア)のシステムデータエリアと、メモリリンク専用エリアのシステムデータエリアは、部分的にリンクしています。詳細は以下を参照してください。
A.1.3.3 ダイレクトアクセス / メモリリンク併用時の制限事項