メッセージに表示不可能な文字が含まれていた場合、そのメッセージは表示されません。
アラーム履歴の操作用のスイッチは、アラーム部品と同じ画面上に配置してください。別の画面上に設定している場合(画面呼び出しなど)は動作しません。特殊スイッチを使用する場合も同様です。
アラーム履歴の操作用スイッチは、画面上にアラーム部品が1つのみ表示されている場合に動作します。
アラーム履歴全体(ブロック1~8)で監視する[ビットアドレス]、[ワードアドレス]はあわせて256ワード以内に収めてください。
アラーム履歴全体(ブロック1~8)で登録できるアラームメッセージ数は表示器の機種や[アラーム種別]の設定により異なります。
アラームメッセージの登録数
表示器 |
基本 |
拡張 |
IPCシリーズ |
10000個 |
65533個 |
SP5000シリーズ*1 GP4000シリーズ |
2048個 *2 |
65533個 |
上記以外の機種 |
2048個 *2 |
32767個 |
*1 SP5000シリーズオープンボックスをご使用の場合は、システム設定[本体設定]-[WinGP設定]の[履歴データの保存設定]-[保存先]で[フォルダ指定]を選択すると、IPCシリーズと同じ個数まで登録できます。
*2 アラーム履歴全体(ブロック1~8)でアラームメッセージは[ビット監視]、[ワード監視]あわせて2048個まで登録できますが、[ワード監視]は768個までです。
設定可能なアラーム履歴の記憶数は、表示器の機種や[アラーム種別]の設定により異なります。
記憶数
表示器 |
基本 |
拡張 |
IPCシリーズ |
10000個 |
10000個 |
SP5000シリーズ*1 GP4000シリーズ |
768個 |
2048個 |
上記以外の機種 |
768個 |
768個 |
*1 SP5000シリーズオープンボックスをご使用の場合は、システム設定[本体設定]-[WinGP設定]の[履歴データの保存設定]-[保存先]で[フォルダ指定]を選択すると、IPCシリーズと同じ個数まで記憶できます。
バックアップメモリ(SRAM)に保存したデータは、次のタイミングで消去されます。
画面転送(プロジェクト送信)の実行時
オフラインモードで[ユーザーメモリの初期化]の実行時
オフラインモードで[バックアップSRAMの初期化]の実行時
アラーム履歴操作用のクリアスイッチをタッチした時
以下の機種で[履歴のバックアップをおこなう]を設定している場合、操作ログの設定内容によっては、アラーム履歴の最大登録数、記憶数まで設定できないことがあります。
SP5000シリーズ
GP4000シリーズ(GP-410*およびGP-411*Tを除く)
ST6000シリーズ
[履歴のバックアップをおこなう]を設定したIPCシリーズ用のプロジェクトファイルは、GP-Pro
EX Ver.3.0未満で作成した場合とVer.3.0以上で作成した場合で、アラーム履歴のバックアップメモリ使用量が異なります。このため、Ver.3.0未満で作成したプロジェクトファイルをVer.3.0以上のGP-Pro
EXで開き、IPCシリーズに転送すると、バックアップメモリ(SRAM)の容量を超えてしまう可能性があります。容量を超えると、バックアップメモリ(SRAM)の保存優先順位に従って、機能が動作しないことがあります。
転送前に必ず[プロジェクト] メニューの [プロパティ] - [プロジェクト情報] で[SRAM情報]を確認してください。
20.15 アラーム履歴データの容量
アラーム部品に次の設定がされている場合、アラーム履歴のメッセージ流れ表示を設定できません。
[アラーム部品]-[基本設定]タブの[メッセージ表示方法]で[複数行表示]を選択している場合
アラーム部品にアニメーションが設定されている場合
アラーム部品がフロントレイヤに配置されている場合
ヘッダー/フッターに配置している部品にアニメーションが設定されている場合
[画面呼出]を設定し、呼び出し先画面に配置している部品にアニメーションが設定されている場合
[アラーム種別]が[拡張]の場合の制限事項
拡張できる機種は以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
GP3000シリーズで[拡張]設定を使用する場合は、GP3000シリーズ機能拡張メモリ(オプション品)を表示器に取り付けてください。表示器の動作中は、GP3000シリーズ機能拡張メモリ(オプション品)を取り外さないでください。
ポーリング周期は、使用環境での負荷状況により設定した時間どおりに動作しない場合があります。
ご使用の環境で設定周期超過ビットとポーリング周期実測値を確認していただき、アラーム監視アドレスの保持時間を調整してください。設定周期超過ビットとポーリング周期実測値については、以下を参照してください。
20.12.1.2 アラーム設定(ブロック1)
- ビット監視
[累積・回数の保持]を行う場合は、必ず[履歴のバックアップをおこなう]を設定してください。
[履歴のバックアップをおこなう]を設定しているときは、転送時([プロジェクト受信]の実行時)やオフラインモード移行時にはアラームの発報状態にかかわらず自動的に累積時間と発生回数のファイル出力が行われます。ファイル出力には最大4秒ほど時間がかかります。ファイル出力中は転送やオフラインモードへの移行は行われず、ファイル出力完了後に動作します。
アラーム監視アドレスの読み込み中は、[累積・回数の保持]でファイルの出力はできません。ファイル出力タイミングが[ビットON]または[ビット変化]の場合は、読み込み完了後に出力条件を満たしているかをチェックします。ファイル出力タイミングが[周期]の場合は、読み込み中も周期カウントは実行していますが、ファイル出力するタイミングは読み込み完了後になります。
[累積・回数の保持]機能でファイルを出力している間は、アラーム監視アドレスの読み込みはできません。ファイル出力中にポーリング周期がきた場合は、ファイル出力完了後に読み込みが実行されます。
表示器へプロジェクトを転送したとき、外部ストレージに累積時間と発生回数のファイルがあった場合は、自動的に削除されますのでご注意ください。転送ツールの[メモリローダ]-[バックアップデータの作成]で作成したバックアップファイル(*.cml)を表示器にダウンロードしたときも同様です。
メモリローダを使用して表示器のデータをアップロードした場合、累積時間と発生回数のファイルはバックアップファイル(*.cml)には含まれていません。別の表示器にバックアップファイル(*.cml)をダウンロードして使用する場合は、外部ストレージに保存されている累積時間と発生回数のファイルも別途移動しておく必要があります。
表示器の電源をONにしたとき(転送直後を除く)、保存されている累積・回数のファイルの読み込みが行われます。その際、ファイルが保存されていない状態のときはエラーステータスが格納されます。
GP-4100シリーズの制限事項
GP-4100シリーズ(モノクロモデル)をご使用の場合、アラーム履歴のメッセージは流れ表示されます。メッセージ部分のみ遅れて表示されることがあります。
GP-410*およびGP-411*Tをご使用の場合
履歴データは約20万回まで保存できます。
データの消失
上記の指示に従わないと、物的損害を負う可能性があります。 |